流通情報

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畜産総合対策部

畜産情勢

牛肉

相場は一定程度緩む

 平成29年12月の成牛と畜頭数は、速報値で約8万8千頭(前年比92.0%)と減少しています。

 12月の東京市場枝肉卸売価格は速報値で、和牛去勢A5が2919円(前年比99.0%)、和牛去勢A4が2662円(同99.5%)、和牛去勢A3が2435円(同100.9%)、交雑牛B3が1578円(同90.0%)でした。

 農畜産業振興機構の1月の国内出荷予測頭数を品種別にみると、和牛が約3万頭(前年比96.0%)、交雑牛が約1万8千頭(同100.5%)、乳牛(雌含む)が約2万7千頭(同95.3%)で、全体では約7万6千頭(同96.9%)と見込んでいます。

 12月の枝肉相場は、上旬から中旬にかけて年末年始需要の盛り上がりから、かなり強含みの相場展開となりましたが、下旬に差し掛かった途端に11月並み水準まで値を下げ、荒い相場展開となりました。1月の相場は、年末年始の繁忙期から需要が減退するため、相場は一定程度緩むものとみられます。

豚肉

軟調の見込み

 平成29年12月の全国と畜頭数は、速報値で約135万頭、前年同比95.9%となっています。

 12月の東京食肉市場枝肉相場は、速報値で575円㎏(前年比107.0%、前月比99.1%)となり、前年を大きく上回りました。出荷頭数は、少ないとの見方が先行したものの、比較的気温が安定していたため増体が良く、速報値ベースで前年並みの100.4%となりました。

 農林水産省食肉鶏卵課発表の1月出荷予測頭数は、約143万頭(前年比103%)です。11月まで続いた例年にない高値により海外チルドポークの販促固定化や、一部地域での他畜種へのシフト、ひいては単月では過去最高となった輸入量の急増が見られ、12月の市況は盛り上がりに欠ける展開となりました。

 年明け以降、売り場や販促が平月ベースに戻る中、肉豚出荷は季節的に増加が見込まれ、市況は軟調に転じると思われますが、海外からのチルドポークの輸入量によっては波乱含みの展開になることも推測されます。

 

鶏肉

鍋物需要で高水準続く

 平成29年12月の相場は、もも肉644円/㎏(前月比39円上げ)・むね肉318円/㎏(前月比1円下げ)で、正肉合計で962円/㎏と前月比38円上げとなりました。もも肉は、12月初め615円、月末676円と上げ幅61円となりましたが、平成28年12月末の689円には及びませんでした。むね肉は前月比若干の下げとなっていますが、旺盛な需要に支えられ前年比60円高と相変わらず高い水準が継続しています。

 1月は平均気温が平年並みもしくは低くなるとの予測のため、鍋物需要が続き大きな下げはないものと思われ、もも肉は月平均で640円、むね肉についても加工筋などからの引き合いが引き続き強く、月平均で310円と予測します。

 

鶏卵

基準値150円スタート

 平成29年12月の東京相場の月間平均は、Mサイズ基準値234円(前年比-11円)となりました。

 11月から断続的に高病原性鳥インフルエンザが発生し不足感が高まった平成28年と比較すると、12月単月では一段低い水準となりましたが、平成29年の年間平均は、堅調な需要を背景に207円(前年比+2円)となりました。

 平成30年の初市については、生産量が増加傾向にある中、業務筋やテーブルエッグの年末需要が予測を下回ったことや加工筋のスポット購入の動きが前年ほど活発ではなかったことから、東京Mサイズ基準値は、150円(前年比△15円)スタートとなりました。

 今後、年末年始の産地在庫の解消が進めば、相場水準は徐々に回復する見込みです。

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