流通情報

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畜産総合対策部

畜産情勢

牛肉

中元ギフト、行楽需要に期待

 6月の成牛と畜頭数は、速報値で約8万1千頭(前年比98.6%)と微減となりました。

 6月の東京市場枝肉卸売価格は速報値で、和牛去勢A5が2780円(前年比99.3%)、和牛去勢A4が2405円(同 97.1%)、和牛去勢A3が2145円(同 98.2%)、交雑牛B3が1477円(同 100.8%)でした。

 農畜産業振興機構の7月の国内出荷予測頭数を品種別にみると、和牛が約4万1千頭(前年比100.9%)、交雑牛が約2万1千頭(同 99.4%)、乳用種が約2万8千頭(同 100.8%)で、全体では約9万1千頭(同 100.4%)と予測しています。

 6月の枝肉相場は大きなイベントもなかったことから、相場はもちあいで推移しました。一方で、7月から8月の時期は、中元ギフト需要と行楽需要が見込まれることから、今後の枝肉相場に期待したいところです。

豚肉

相場は比較的落ち着いて推移

 6月の全国と畜頭数は、速報値で約128万頭、前年比97.2%でした。

 6月の東京食肉市場枝肉相場は速報値で、588円/㎏(前年比91.2%、前月比94.8%)となりました。GW明け以降出荷頭数が少ない状況が続いたため、相場は高値で推移していましたが、量販店などが割安な輸入豚肉へ販売をシフトしたため、6月に入ってしばらくすると、相場は急落しました。その後も、そのまま相場は安値で推移し、例年に比べ低相場が継続する状況となりました。

 農畜産業振興機構の7月出荷予測頭数は約127万頭(前年比103.4%)となり、前年同月をやや上回ると予測していますが、例年と比べると、引き続き出荷頭数は少ない状況です。例年7月は年間で出荷頭数が最も少ない時期であるのに加え、月の後半からは夏休みの行楽需要なども見込まれますが、輸入豚肉の入荷が堅調であることから、相場は比較的落ち着いて推移するものと思われます。

 

鶏肉

もも下げ基調、むねもちあい

 6月の平均相場は、もも肉564円/kg(前月比21円下げ)・むね肉272円/kg(同10円下げ)で、正肉合計で836円/kgと前月比31円下げ、前年比で129円の下げとなりました。もも肉は末端販売の緩みを背景に下げ基調で推移し、月初め575円から月末555円と20円下げとなりました。むね肉は安価なタイ産むね肉の出回りもあったものの、サラダチキンなどの需要は継続していることから、月初め277円から月末268円と小幅な下げとなりました。しかしながら日別の相場では、昨年2月以来の260円台に突入しました。

 今年は梅雨明けが早まりましたが、もも肉は例年暑さからの需要減退で下げ基調で推移するため、7月のもも肉は月平均で540円と予測します。また、むね肉はチキンカツ・焼き肉用・サラダチキンなどの需要も見込まれ、もちあい圏内の270円と予測します。

 

鶏卵

夏日続き末端需要の鈍化懸念

 6月の東京相場の月間平均は、Mサイズ基準値165円(前年比△32円)となりました。4月23日に発動した成鶏更新・空舎延長事業の影響もあり、供給量が少なめに推移したことから大型連休明けに見られたような過多な産地在庫は、解消されました。また、5月下旬から需給に感が見られた西日本へのスポット出荷も、大玉を中心に引き合いが見られ、在庫解消の一因となりました。

 需要面に関して、テーブルエッグは好調を維持しましたが、業務筋は天候不順などもあって荷動きは停滞しました。

 今後は、成鶏更新・空舎延長事業は停止したものの、一定期間は影響が続くものと考えられ、供給量も引き続き少なめで推移すると予測します。需要面は大手外食チェーンのプロモーションが予定されているなど一部好材料もありますが、関東地方の梅雨明け以降、夏日が続いており、末端需要の鈍化が懸念されます。

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