流通情報

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畜産総合対策部

畜産情勢

牛肉

和牛はやや強含むことも

 8月の成牛と畜頭数は、速報値で約7万7千頭(前年比93.3%)と前年を下回りました。

 8月の東京市場枝肉卸売価格は、速報値で和牛去勢A5が2780円(前年比102.5%)、和牛去勢A4が2440円(同104.1%)、和牛去勢A3が2203円(同107.8%)、交雑牛B3が1555円(同109.4%)でした。

 農畜産業振興機構の9月の国内出荷予測頭数を品種別にみると、和牛が約3万3千頭(前年比95.6%)、交雑牛が2万頭(同100.6%)、乳用種が約2万7千頭(同92.5%)であり、全体では約8万1千頭(同95.8%)と見込んでいます。

 8月の相場は、上旬にやや弱含みで推移したものの、中旬以降は出荷頭数が少なかったこともあり、特に和牛は強もちあいで推移しました。9月の相場は、和牛は出荷予測通りに前年割れ頭数となれば、相場がやや強含むことも想定されます。

豚肉

弱含みで推移

 8月の全国と畜頭数は、速報値で約121万頭、前年比92.0%となりました。

 8月の東京食肉市場枝肉相場は、速報値で622円/㎏(前年比95.5%、前月比97.8%)でした。8月上旬は7月に引き続き高値相場が継続したものの、中旬以降徐々に下がり始め、一時530円台(税込み)にまで下落し、昨年を下回る相場となりました。国内の出荷数量はそれほど増えていないものの、量販店を中心に割安な輸入豚肉へ販売をシフトした影響もあり、中旬以降、相場は弱含みで推移しました。

 農畜産業振興機構の9月出荷予測頭数は約131万頭(前年比99.7%)です。出荷数量がそう大きく回復せず前年並みの出荷と予測しているものの、9月以降も輸入豚肉の安定的な入荷が見込まれていることから、相場は昨年のような高止まりは見込めず、例年通り弱含みで推移する見込みです。

 

鶏肉

もも550円、むね265円

 8月の平均相場は、もも肉539円/㎏(前月比9円下げ)・むね肉263円/㎏(同2円下げ)、正肉合計で802円/㎏と前月比11円下げ、前年比で84円の下げとなりました。もも肉は、下げ基調は変わらず一時534円を記録するも月初・月末がともに542円となり次月へ向け期待が高まりました。むね肉は、引き続きサラダチキンなどの需要は継続しており月初261円・月末264円ともちあい圏内でした。

 9月は、中旬以降は気温が平年並みか低くなるとの気象庁の予報や学校給食の開始、3連休も2度あることなどから、需要回復に期待したいところです。以上のことから月平均で、もも肉は550円、むね肉265円と予測します。

 

鶏卵

需給バランスは均衡へ

 8月の東京相場の月間平均は、Mサイズ基準値172円(前年比△10円)となりました。酷暑の影響から全体の需要が弱まり、上旬に下押しの展開となったものの、お盆明けは需要の回復が見られたのに加え、供給量は生産調整や暑さの影響で少なめで推移していたことから、中玉以上のサイズを中心に上伸の展開となりました。

 需要面に関して、テーブルエッグは8月上旬に荷動きが停滞しましたが、お盆明けは地方からの人口の戻りもあって、特売需要の盛り上がりが見られました。大手外食チェーンのプロモーションや西日本エリアへのスポット出荷も相場を下支えする一因となりました。問屋筋は学校給食の休止やお盆期間の人口流動の影響で荷動きが停滞しました。

 今後は、生産調整鶏群の復帰と気温の下降により、供給量が増加に転じることが推測される一方、需要面は暑さが一服すれば好材料が多くなることから、一定期間は需給バランスの均衡が保たれることが見込まれます。

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