流通情報

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畜産総合対策部

畜産情勢

牛肉

秋冬商材への棚替え消費拡大に期待

 9月の成牛と畜頭数は、速報値で約7万7千頭(前年比90.9%)と前年を下回りました。

 9月の東京市場枝肉卸売価格は、速報値で和牛去勢A5が2821円(前年比101.0%)、和牛去勢A4が2515円(同 105.0%)、和牛去勢A3が2269円(同 113.5%)、交雑牛B3が1580円(同 110.3%)でした。

 農畜産業振興機構の10月の国内出荷予測頭数を品種別にみると、和牛が約3万9千頭(前年比103.8%)、交雑牛が約2万2千頭(同 106.2%)、乳用種が約3万1千頭(同 99.1%)で、全体では約9万4千頭(同 103.0%)と見込んでいます。

 9月の相場は、出荷頭数が想定よりも少なかったこともあり、特に和牛は強もちあいでの推移となりました。10月の相場も出荷動向に左右されると見込まれますが、秋冬商材への棚替えによる消費拡大に期待したいところです。

豚肉

キロ400円台の展開

 9月の全国と畜頭数は、速報値で約118万頭、前年比89.9%となりました。

 9月の東京食肉市場枝肉相場は、速報値で513円/㎏(前年比84.1%、前月比83.3%)でした。9月上旬は500円半ばの比較的高値でもちあったものの、中旬以降一気に下げ始め、月末には430円台まで下落したことから、昨年を大幅に下回る相場となりました。売れ行き不振と輸入豚肉の安定的な入荷による荷余り感を反映した形となりました。

 農畜産業振興機構の10月出荷予測頭数は、約148万頭(前年比103.8%)です。10月は、前月に相場が急激に下落したことに加え、鍋商材などの売り場展開が本格的になることや行楽需要などから荷動きは活発になるものと思われます。ただし、出荷が昨年以上に見込まれることや輸入豚肉の入荷もこれまで同様見込まれることから、前月に引き続き400円台での展開となるものと予測します。

 

鶏肉

もも570円、むね270円

 9月の平均相場は、もも肉550円/kg(前月比11円上げ)・むね肉265円/kg(同2円上げ)、正肉合計で815円/kgと前月比13円上げ、前年比で69円の下げとなりました。気温の低下に伴い、もも肉は、上げ基調となり一時560円台を記録したことから、次月上昇への期待感が高まりました。むね肉は、精肉やサラダチキンなどの需要も底堅く、月初264円・月末265円ともちあい圏内となりました。

 10月は、気象庁の1カ月予報で、台風や前線の影響などで降水量が平年並みかやや多く、また気温も平年より高めと予報されており、需要への影響が心配されます。しかし、直近の朝晩の気温低下や行楽シーズンに入ることもあり、もも肉は鍋物や唐揚げなどの利用頻度増加で月平均570円、むね肉も引き続きサラダチキンなどが堅調のため、月平均270円と予測します。

 

鶏卵

供給動向に注目

 9月の東京相場の月間平均は、Mサイズ基準値184円(前年比△10円)となりました。9月は天候に恵まれなかったものの、暑さが一服したこともあり、需要が好転し、上伸の展開となりました。

 9月は、連休に合わせて特売需要が見られたり、大手外食チェーンが鶏卵を使用したプロモーションを実施するなど需要面で好材料が多数ありました。一方、問屋筋は学校給食の再開や行楽需要により、夏季と比較して荷動きは回復しましたが、雨天が多かったことから、需要の大きな盛り上がりは見られませんでした。

 今後は、生産調整鶏群の復帰と気温の下降により、供給量は全国的に増加基調で推移することが考えられます。

 10月は、気候的には需要面も盛り上がりが期待されますが、夏季から続いている東日本から西日本へのスポット出荷の動きが、全国的な供給増大によって弱まれば、需給バランスにも影響を与えることが推測されます。

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