流通情報

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園芸部

青果情勢

野菜

春野菜の入荷が徐々に開始
【概況】 

 3月は、出荷産地が西南暖地から関東へと移り、冬野菜にかわって春野菜の出荷が本格化してきます。

 キャベツは、愛知・千葉・神奈川などが中心の出荷となります。気温上昇にともない生育の回復が見込まれ、さらに愛知は台風後のまき直した作が出荷見込みのため、出荷量は前年を上回る見込みです。

 ハクサイは、茨城・兵庫などが中心の出荷となります。秋冬作が終盤で中旬から春作の出荷が始まります。春作の生育は順調で、総体の出荷量は、前年を上回る見込みです。

 レタスは、茨城・兵庫・静岡などが中心の出荷となります。兵庫・静岡は出荷量減少となりますが、茨城は前進傾向の生育となっております。出荷量は、前年を上回る見込みです。

 ダイコンは、千葉・神奈川などが中心の出荷となります。秋冬作は切り上がりが早まっていますが、春作は干ばつの影響からやや遅れがみられます。出荷量は、前年を上回る見込みです。

 ニンジンは、千葉の秋冬作から徳島などに産地が切り替わります。徳島は種まき作業順調であり、生育も前進傾向となっております。出荷量は、前年を上回る見込みです。

 トマトは、熊本・静岡・栃木・愛知などが中心の出荷となります。出荷量は、前年並みを見込みます。

 キュウリ・ナスは、西南暖地や関東産地からの出荷となります。生育に大きな問題はなく、出荷量は前年並みを見込みます。

 バレイショは、北海道や鹿児島が中心の出荷となります。九州産地は豊作傾向であるため、出荷量は前年を上回る見込みです。

 タマネギは、北海道・佐賀・静岡などが中心の出荷となります。出荷量は、前年を下回る見込みです。

【店頭】

 店頭では、ひな祭りや卒業式などの催事に合わせたフェアが実施されます。鍋商材からサラダ商材を中心とした売り場の演出が行われるようになります。

果実

イチゴ・かんきつ類・リンゴなどが中心
【概況】 

 3月は、イチゴと中晩かん類が中心で、その他、キウイフルーツ、メロンなどの品目展開となります。

 ミカンは、貯蔵物の産地を残して、出荷は終盤に向かいます。

 その他のかんきつ類では、「不知火」「清見」などを中心とした中晩かんの出回りが中心となります。

 熊本・愛媛が中心の出荷となります。暖冬傾向であったため出荷ペースは前年よりやや早くなるため、3月の出荷量は前年をやや下回る見込みです。

 リンゴは、青森の貯蔵物の出回りとなります。貯蔵量は前年を上回っています。

 イチゴは、栃木・福岡・静岡などが中心の出荷となります。2月は曇雨天続きで出荷量が伸び悩みましたが、3月に入ってからは各産地とも3番果が順調な出荷となり、出荷量は前年並みか前年をやや上回る見込みです。

 キウイフルーツは、福岡・和歌山などが中心の出荷となります。生産量の減少、前倒し出荷により3月の出荷量は前年を下回る見込みです。

 アールスメロンは、静岡が中心の出荷となります。冷え込みもなく生育は順調ですが生産量の減少により、出荷量も前年を下回る見込みです。アンデスメロンは熊本中心の出荷となります。小玉傾向であり、前年をやや下回る出荷量となる見込みです。

【店頭】

 3月は催事が多く、人気のあるイチゴ、デコポンなどが販売の目玉として積極的に陳列されるようになります。特にイチゴは、各産地から個性的な品種や商品が出回っており、豊富な品ぞろえとなります。

主産県だより

 2月は、レタス、トマト・ミニトマト、ニンジンの主産県が一堂に会し、作況見通しや販売対策の共有化、消費拡大の進め方について協議しました。今後も主産県による情報交換会などを定期的に開催し、出荷情報や販売情報の共有を図ります。

 

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