流通情報

流通情報
園芸部

青果情勢

野菜

キャベツ・ハクサイなどの春物出荷が本格化
【概況】 

 4月は、キャベツ・ハクサイ・ダイコン・ニンジンなどの春物の出荷が本格化してきます。

 キャベツは、神奈川・千葉・愛知などが中心の出荷となります。気温上昇に伴い各産地潤沢な出荷が続くでしょう。出荷量は潤沢だった前年並みを見込みます。

 ハクサイは、茨城などが中心になります。3月に入ってからの気温上昇と適度な降雨でおおむね順調な生育で、平年並みの作柄になっています。出荷量は、前年をやや上回る見込みです。

 レタスは、茨城・兵庫などが中心の出荷となります。生育順調で安定した出荷が見込まれます。中旬以降は後続産地の出荷も始まります。出荷量は、前年並みを見込みます。

 ダイコンは、千葉などの関東産地が中心の出荷となります。気温上昇と降雨により関東産地は前進出荷の見込み。肥大も順調となっています。出荷量は、前年並みを見込みます。

 ニンジンは、千葉などの秋冬作から徳島などの春作に切り替わります。徳島産は大幅な前進出荷となっており、不足感のない出荷となるでしょう。出荷量は、前年をやや上回る見込みです。

 トマトは、熊本や関東産地が中心の出荷となります。出荷量は前年をやや上回る見込みです。

 キュウリは、西南暖地と関東産地からの出荷となります。出荷量は、成り疲れから前年並みか前年をやや下回る見込みです。

 バレイショは、北海道が切り上がり九州産地の春作が増量します。北海道の貯蔵物は小玉傾向。鹿児島は本島および離島からの出荷、長崎は中旬以降の出荷開始を見込みます。出荷量は、潤沢であった前年並みを見込みます。

 タマネギは、北海道の貯蔵物と佐賀などが中心の出荷になります。出荷量は、前年を上回る見込みです。

【店頭】

 前半は「新学期・新生活」をテーマとした催事、後半はゴールデンウィークを絡めた企画が展開されます。気温の上昇に伴って、サラダ商材、浅漬けなどの売り場も広がっていきます。

果実

引き続きイチゴと中晩かん類が中心
【概況】 

 4月の国産果実は端境期となるため、一年の中で最も入荷の少ない時期となります。そのため、オレンジなどの輸入果実が増える時期でもあります。

 品ぞろえの中心は、イチゴ・中晩かん類で、その他メロン、小玉スイカなどが出回ります。

 イチゴは、栃木・福岡・佐賀・静岡などが中心の出荷となります。3月に入り暖かい日も多く、日照量もあったため、順調な出荷となり、4月も大きな出荷の山谷はなく、安定的な出荷が続く見込みです。出荷量はおおむね前年並みを見込みます。

 かんきつ類では、「デコポン」、「清見」に加え、「甘夏柑」、「河内晩柑」の出荷も始まります。全体的に生育は順調で、着色も良く前年よりはやい出荷ペースとなっています。出荷量はおおむね前年並みとなる見込みです。

 メロンは、昨年は低温により生育が遅れましたが、今年は順調な生育となっており、3月下旬から熊本の「アンデス」、末頃から茨城の「オトメ」の出荷が始まります。出荷量はおおむね前年並みを見込みます。

 スイカ類も、生育は順調で、3月は前年を上回る出荷量となりました。4月についても、中旬は一時2月の曇天の影響から数量伸び悩む時期がありますが、全体的にはおおむね前年並みの出荷量となる見込みです。

 ビワは、長崎のハウス物を中心に千葉からも出荷が始まります。出荷量は冷え込みにより少なかった前年をやや上回る見込みです。

【店頭】

 果実売り場では、徐々に新しいアイテムが彩り豊かに増え出します。また、お客さまの消費行動も、春から夏の果実については、気温によって大きく変わりますので、店舗では、週末の気候をにらみ、店頭の売り場作りが行われます。

主産県だより

 3月は、レタス、ブロッコリー、トマト・ミニトマト、アスパラガス、イチゴ、リンゴの主産県が一堂に会し、作況見通しや販売対策の共有化、消費拡大の進め方について協議しました。今後も主産県による情報交換会などを定期的に開催し、出荷情報や販売情報の共有を図ります。

 

カテゴリー最新記事

ページトップへ