流通情報

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園芸部

青果情勢

野菜

東北・北海道や高冷地が出荷の中心
【概況】 

 7月は、東北・北海道や高冷地からの出荷が本格化してきます。

 キャベツは、群馬・長野・岩手などの高冷地中心の出荷となります。群馬・長野は、昨年高温・干ばつの影響から少ない出荷量でしたが、今年は各産地好天に恵まれ、前年を上回る出荷量見込みです。

 ハクサイは、長野などが中心の出荷となります。適度な降雨と気温の上昇から生育順調で、小玉傾向であった前年を上回る出荷見込みです。

 レタスは長野・群馬など高冷地が中心の出荷となります。両県とも6月下旬から出荷最盛期を迎えており、好天から生育良好となっております。出荷量は前年を上回る見込みです。

 ダイコンは、北海道・青森などが中心の出荷となります。6月上旬までの干ばつから生育遅れがみられましたが、6月中旬以降の降雨から生育回復しています。出荷量は前年並みを見込んでいます。

 ニンジンは、千葉などが切り上がりを迎え、青森と北海道に切り替わります。青森・北海道は、6月中旬の降雨から生育回復しており、高温・干ばつで少なかった前年を上回る見込みです。

 トマトは、北海道・東北産地が中心の出荷となります。6月は干ばつ気味でしたが、日照が良いことから樹勢も良く、前年並みの出荷量を見込みます。

 キュウリは、東北産地が中心の出荷となります。促成物は終盤を迎え、露地作が本格的に出回ります。出荷量は、少なかった前年を上回る見込みです。

 ナスは、関東産が中心の出荷となります。昨年は干ばつから少ない出回りであり、前年を上回る出荷量を見込みます。

【店頭】

 気温、湿度ともに高い時期となり、清涼感のある香味野菜やエダマメ、トウモロコシなど季節感のある野菜が大きく展開されるようになり、夏野菜の本格的なシーズンを迎えます。

果実

夏の果実が本格化
【概況】 

 7月は,スイカ、メロンに加え、桃、ブドウ、梨などの夏果実の出荷が本格化するシーズンとなります。

 スイカは、長野・山形などが中心の出荷となります。各産地とも生育は前年よりやや遅いペースとなっています。出荷量はおおむね前年並みを見込みます。

 メロンは、千葉・北海道・山形などが中心の出荷となります。生育は順調で、味の仕上がりは良好となっています。出荷量は、おおむね前年並みとなる見込みです。

 桃は、山梨・福島などが中心の出荷となります。前年は干ばつにより小玉傾向となりましたが、今年の肥大は順調に進んでいます。生育は早かった前年より遅く、7月の出荷量は前年を下回る見込みです。

 ブドウは、「デラウェア」が山形・山梨などが中心の出荷となります。中旬まではハウス物、以降は露地物中心となります。「ピオーネ」、「巨峰」などの大粒品種については、ハウス物が7月上旬から増量し、露地物も下旬から出荷開始となる見込みです。出荷量は前年をやや下回る見込みです。

 梨は、福岡・佐賀などが中心の出荷となります。ハウスの「幸水」は平年並みの生育となっていますが、露地の「幸水」の生育は開花後の低温から遅れ気味となっており、出荷開始も前年より遅れる見込みです。7月の出荷量は前年をやや下回る見込みです。

 ハウスみかんは、佐賀・愛知が中心の出荷となります。生育は順調で内容も安定しています。出荷量は、おおむね前年並みとなる見込みです。

【店頭】

 国産果実の品目数量が増えてくる時期ということもあり、売り場も華やかになってきます。週替わりで、さまざまな品目の催事・セールスが行われます。

主産県だより

 6月は、トマト・ミニトマト、レタス、イチゴ、夏秋ピーマン、梨の主産県が一堂に会し、作況見通しや販売対策の共有化、消費拡大の進め方について協議しました。今後も主産県による情報交換会等を定期的に開催し、出荷情報や販売情報の共有を図ります。

 

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