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広島県本部

【Web限定記事】全農チャレンジファーム広島・北広島農場 開所

ミニトマト経営 模擬経営で実践力を磨く

 広島県本部は、新規就農希望者が実践に近い模擬経営を行う研修農場「全農チャレンジファーム広島・北広島農場」を北広島町石井谷に開設しました。7月9日の開所式には、箕野博司町長やJA広島北部の佐々木祥文代表理事組合長ら関係者約30人が参加し、テープカットや植栽イベントを行いました。


 研修生はミニトマトを中心に2年間の実践型研修を行い、栽培技術や農業経営の基礎を学びます。実践的な研修で新規就農者の早期の経営安定につなげることが狙いです。広島県本部の水永祐治県本部長は、「北広島・千代田地域のミニトマトの経営モデルの確立、新規就農者の育成、地域の産地振興を目指す」と話しました。

 広島県本部が運営する実践型研修農場は三原市の三原農場、府中市の上下農場に続く3か所目で、北広島農場はパイプハウス7棟(2,550平方メートル)を備えています。北広島町の「新規就農総合対策事業」と連携し取り組み、地域でミニトマトを生産する先進的な農業者が、研修生に栽培技術や経営ノウハウを直接指導し、北広島町での就農を支援することがこの研修事業の特徴です。

 研修生を指導する農事組合法人東山の谷口武雄代表理事は、「現状維持ではいけない。大きな挑戦だが、次の世代を育て地域を守っていくのが自分たちの仕事だ」と語りました。また、研修指導者兼農場管理者の大石克哉さんは、「教えたことが、すぐ頭に入るとは限らない。要点を座学研修等で学びながら、作業を通じ体で覚えることが一番大事」と、実作業を通じた技術習得の重要性を説きました。

 JAの佐々木組合長は「新規就農生のモデル農場として行政と連携し、地域の生産振興を図る」と期待を込めます。

 将来、同農場の研修生が北広島町に就農することで、産地の生産振興や地域の活性化を目指します。

テープカットの様子
植栽イベントの様子

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