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令和3年度 各事業の主な取り組み 第1回 営業開発/輸出事業

令和3年度に全農が各事業で展開した主な取り組みを紹介します(全5回)。

営業開発部

商品開発およびアライアンスによる取り組み

 全農グループ会社との連携はもとより、小売業者や食品メーカー、商社など、他社とのアライアンスによる「共同営業」や「商品開発」、産地を巻き込んだ取り組みに向けた「産地開発」など、販売事業における「バリューチェーン」の構築に取り組んでいます。

 「商品開発」においては、「全農グループMD部会」のもと、全農グループの商品ブランドとして商標登録した「ニッポンエール」のブランディングを進めています。2021年6月には新たな取り組みとして、全国の産地を応援する「ニッポンエールプロジェクト」を開始し、伊藤園とのWブランドで清涼飲料水「宮崎県産日向夏」、「大分県産完熟かぼす」を発売しました。9月には、全国各地の特色ある果実を使用したニッポンエールグミ28種類(2022年1月末現在、32種類)を発売し、ヒット商品となっています。

 今後も、商品開発はもとより、マーケティングから営業、さらにそのリニューアルまで一連のプロセスを通じて、全国の農畜産物の販売強化につなげていきます。

ファーマーズ&キッズフェスタ二子玉川駅(2021年10月2日)
羽田空港「和蔵場」ポップアップストア(2021年12月17日~2022年3月末)

 

輸出対策部

 国産農畜産物の輸出拡大のために、海外での新拠点設立や販売チャネルの拡大を進めています。2021年4月には輸出事業委員会を新設し、JAグループ内での輸出戦略の共有と輸出事業の利用結集を促進する場として初会合を行いました。12月には輸出拡大推進会議にて、輸出品目ごとの分科会や海外における商標保護についての講演会を開催し、150人以上が参加しました。また、域内の農畜産物や加工品の輸出入業務の役割を担う拠点として、全農インターナショナル香港(株)マカオ支店を4月に設立しました。今年度の新しい販売チャネルとして、ライブコマース(SNSなどで動画をライブ配信し、商品を紹介して購入してもらう販売形態)を行い、日本の各産地と海外消費者を中継し、マンゴーや桃、マスカット、ミカンなどをPR・販売しています。

 今後の市場拡大が期待される中国においては、現地法人である全農(上海)貿易有限公司が11月の見本市に出展し商談を行った他、今年2月の春節に向けて、ホクレン・サントリーグループと共同開発した「JAPAN SELECTION 北海道りんごジュース」を輸入し、販売しています。コロナ禍で各国さまざまな制限が続いている状況ですが、今後も各海外拠点と連携し国産農畜産物の輸出拡大に向けて努めていきます。

上海で開催された世界最大級の食品見本市「SIAL China」に出展

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