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耕種資材部

「ハウスみかん防除研究会」を開催

天敵農薬を柱とした防除体系について意見交換

 全農は10月19、20日、福岡県福岡市と佐賀県唐津市で、産地JAの防除責任者・担当者50人が参加した「ハウスみかん防除研究会」を開催しました。


 ハウスミカン栽培の防除は、薬剤抵抗性の拡大により有効な化学農薬が限られており、天敵保護資材「バンカーシート」などの天敵農薬を利用した体系防除の研究が進んでいます。1日目は、農研機構、佐賀県、長崎県の研究機関から天敵農薬の利用に関する試験事例報告と、愛知県のJA蒲郡市、徳島県のJAアグリあなん、佐賀県のJAからつの3JAから天敵農薬を活用した病害虫防除をテーマにした取り組みの報告がありました。

 総合討論は「レスキュー防除のタイミングをどのように見極めているのか」「気門封鎖剤は何を使用しているのか」といった質問があり、体系防除に関する積極的な意見交換を行いました。

 2日目は「バンカーシート」を利用している圃場(ほじょう)視察を行い、利用者から話を伺いました。

 全農はこれからも、ハウスミカンの防除研究と産地間交流を進めていきます。

発表者と参加者との総合討論
天敵農薬「バンカーシート」利用圃場の視察

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