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兵庫県
JA兵庫南

大麦「シュンライ」で農業振興 県・農業高校などと商品開発も

 兵庫県のJA兵庫南は明石市・加古川市・高砂市・稲美町・播磨町の3市2町をエリアとし、4つの営農経済センター、8つの農産物直売所、15の支店などで事業を行っています。管内北部は稲作・麦作を中心とする農業地帯で、南部は阪神工業地帯の一部である播磨臨海工業地帯が広がる市街化地域です。

西日本有数の大麦産地 37営農組合などで414ha

 JA管内を含む東播磨地域は、西日本有数の大麦産地で、六条大麦の栽培が盛んです。

 毎年5月には辺り一面が黄金色に染まり地域の風物詩にもなっています。2023年度は37の営農組合が主となり414haを作付け、荷受け重量は1644tとなりました。収穫された大麦は稲美カントリーエレベーターで乾燥・調製され、麦茶の原料として出荷されています。

西日本有数の大麦産地、5月には辺り一面が黄金色に染まる
 
 

さらなる利用拡大へ 「大麦プロジェクト」始動

 JAでは「東播磨に大麦あり」を根付かせるため、麦茶以外での利用も検討しており、20年度から東播磨県民局・県立農業高校と連携し「大麦プロジェクト」に取り組んでいます。

 麦を米に似た状態に加工した米粒麦(べいりゅうばく)や大麦粉を開発し、学校給食に提供。兵庫大学とは連携協定を締結し、健康増進効果の臨床試験を行いました。22年度は同県民局・同高校・(株)オイシスとの4者連携協定に基づき、大麦入りの「クラムチャウダー」や「ドレッシングサラダ」を成城石井・KOHYOなどのスーパーで販売。23年度には「しあわせ麦シフォン」を開発し、(株)ローソン・(株)ファミリーマートなどで販売しました。

 農福連携による「六条大麦ストロー」、麦わらを使ったフィンランドの伝統工芸品「ヒンメリ」制作などにも取り組んでいます。来年産からは有機大麦栽培への取り組みも開始しました。昨今の大麦需要の高まりに応えるために、作付面積の拡大とともに単収・品質の向上を目指し、「大麦シュンライで地域の農業振興」「農業所得の増大」を実践していきます。

開発した米粒麦(左)と大麦粉
 
「しあわせ麦シフォン」(左)と大麦入り「クラムチャウダー」「ドレッシングサラダ」

JA兵庫南(兵庫県)

概要

2023年3月末現在

正組合員数 1万3982人
准組合員数 4万9071人
職員数 713人
販売品取扱高 39億4千万円
購買品取扱高 12億7千万円
貯金残高 6832億9千万円
長期共済保有高 8276億円
主な農産物 米、麦、肉用牛、野菜、果実

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