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米穀部

佐藤食品工業株式会社と資本・業務提携で合意

米穀事業で実需者と関係強化へ

 全農は7月9日、パックご飯「サトウのごはん」で知られる、米加工メーカー大手の佐藤食品工業株式会社(サトウ食品)との資本・業務提携を行うことについて合意したことを発表しました。


 全農は、「『農林水産業・地域の活力創造プラン』に係る本会の対応」の中で、米穀事業については、生産者手取りの確保と農業経営の安定を目的に、実需者への直接販売の拡大を図ることとしています。その取り組みの一つとして、直接販売拡大に資する主要実需者との関係強化を目的として資本業務提携を進めていくことを掲げました。

 全農とサトウ食品とは、従来から重要な取引関係にありましたが、全国の水田営農の持続的発展と国内産米の需要拡大、ならびにごはん食を通じた消費者の豊かな食生活の維持・向上を実現するために互いに協力することで合意に達したことから、業務提携契約を締結するとともに、今後、全農がサトウ食品の株式の一部を取得することとしました。

 今後、全農とサトウ食品とは、次の各号に対し積極的な努力を行うことで、米生産基盤の健全な発展と、より競争力のある事業展開を目指します。

(1)全農は、サトウ食品が必要とする米を積極的に確保・提案するとともに、サトウ食品の購入する米に関し、引き続き市場競争力のある品質および価格を維持した形で提供することに最大限努力する。

(2)サトウ食品は、全農から米を積極的に調達するとともに、実需者への長期安定的な販売の拡大を図り、双方の利益となる取引に最大限努力する。

(3)全農およびサトウ食品は、互いの販売・加工・物流機能を活用した合理的な事業運営の仕組みを構築することに努力する。

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