長野県産でスポーツを応援
ファンも含めた県産農畜産物のPRへ
長野県では近年、サッカーをはじめとするチーム競技から、スピードスケートや相撲などの個人競技まで、さまざまな競技でチーム・選手が活躍しています。長野県本部は県にゆかりのある選手たちを食を通じて応援するとともに、その知名度や集客力を生かして県産農畜産物のPRに取り組んでいます。
松本山雅とスポンサー契約 「JA全農長野デー」でPR
サッカーJリーグの松本山雅(やまが)FCとは、当時JFL(日本フットボールリーグ)だった2010年からスポンサー契約を開始し、J2、J1、現在のJ3と、Jリーグに昇格してからの浮き沈みを一緒に経験してきました。長野県本部は、スポンサーデーをJFL当時から開催しており、「JA全農長野デー」と称してスタンプラリー、クイズ大会、県産農畜産物を使用した料理の提供などを行ってきました。
このような取り組みにより、同イベントを毎年楽しみにしているサポーターは多く、県産農畜産物のPRと県本部のイメージ向上に寄与しています。今年は10月13日に開催予定で、「人気汁物対決」と題して県産農畜産物を使った3種類の汁物などをサポーターに提供します。
B・Vリーグ、相撲、スケート 食を通じてスポーツ支援
バスケットボールBリーグの信州ブレイブウォリアーズとは、22年からオフィシャルサプライヤー契約を開始し、米を中心に旬の果実などを提供しています。シーズン中は県産米が海外出身の選手も含め全ての選手の原動力となっています。また、大相撲の御嶽海関(みたけうみぜき)が所属する出羽海(でわのうみ)部屋には、16年から毎場所前に年6回、旬の食材を提供し、ちゃんこなどに使用されています。
スピードスケートの伊藤誠悟選手・山田梨央選手は、県本部が提供した食材やそれらを使った料理をSNSにアップしており、県産農畜産物のPRにもつながっています。また、今シーズンからはバレーボールVリーグのVC長野トライデンツにも食材提供を開始します。
食は選手の体を作り、スポーツ支援はファンに食の魅力を伝える一助にもなります。長野県本部は今後も食を通じたスポーツ支援の取り組みをすすめます。