ニュース&トピックス
岩手県本部
2024年11月11日(vol.1091)
農業ワーケーションで労働力支援
JAアクセラレーター「Perma Future」と連携
岩手県本部は、収穫時期に集中的に労働力が必要な生産者に「Perma Future(パーマフューチャー)」が提供する農業ワーケーションサービスの活用による労働力支援を提案し、9月にJA新いわて管内のリンドウ生産者でサービスの試験導入を行いました。
「Perma Future」はJAアクセラレーター第6期に採択され、「農業ワーケーション(Work+Vacationの造語:普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事をすること)」の機会を提供するスタートアップです。
JA新いわてと連携し、「Perma Future」のサービスを導入した(株)みのり片子沢の三宅博都専務からは「熟練スタッフを選花調製作業に集中させることができ、リンドウの彼岸向け需要期に着実に高値で、販売することができた。参加者との交流を通じて、圃場(ほじょう)・作業場ににぎわいも生まれた」との評価を得ました。
岩手県が生産数量日本一を誇るリンドウは、生産者・選花調製スタッフの高齢化により収穫が遅れるなど、販売機会の喪失が課題となっています。同サービスをはじめとした生産基盤強化に向けて、今後も主要産地への情報共有と水平展開の可能性について関係者と協議を進めます。