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JA全農インターナショナル欧州㈱

英国の日系清酒醸造所が開所記念式典を開催

海外への酒米供給通じて米の輸出拡大を図る

 JA全農インターナショナル㈱が日本産の酒米を納入した英国の清酒醸造所は9月14日、現地で開所記念式典を行いました。


 この醸造所は、大阪市の「堂島麦酒醸造所」が英国ケンブリッジシャー州に建設したもので、全農パールライス㈱灘工場が精米した「秋田県産秋田酒こまち」と「兵庫県産山田錦」をJA全農インターナショナル㈱が納入しました。同醸造所ではこの酒米を使用して、今年4月から日本酒の生産を開始していました。

 式典には鶴岡公二駐英大使や地元国会議員をはじめ、日英両国の関係者が多数出席し、盛大に行われました。今回披露された製品は主に、「堂島(Dojima)」と「懸橋(Cambridge)」という2種類の純米酒で、いずれも酒米は100%日本産を使用し、720㍉㍑ボトルで価格は1000㍀(約14万8000円)です。今後、高価なプレミアム純米酒として、英国や諸外国で販売されます。また、醸造所の見学ツアーを実施することや、今後はレストランを建設するなど、複合的な観光施設を造る計画です。

 和食人気の高まりとともに、清酒の輸出は年々増加していますが、清酒そのものの輸出拡大に加えて、海外で現地生産される清酒への酒米供給も行い、日本産米の輸出拡大に取り組んでいきます。

清酒醸造所の開所をテープカットで祝う日英の関係者
日本産酒米を使った清酒

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