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畜産生産部

乳牛の生産成績向上を目指して

札幌で全農酪農セミナー開催

 畜産生産部は10月31日、札幌市のホテルモントレ札幌で全農酪農セミナーを開きました。セミナーでは、全農と共同研究をしている米国ウィリアム・H・マイナー農業研究所からリック・グラント学長を講師に招き、酪農家、JAやホクレンの職員、獣医師など約150人が受講しました。


 リック・グラント学長は、「粗飼料で牛乳を生産する〜粗飼料の消化性に関する考え方と最新の知見について〜」をテーマに講義しました。

 今回は乳牛に与える粗飼料に着目し、粗飼料の繊維消化性が乳生産にとって重要なポイントを分かりやすく説明されていました。また、北海道では多くの酪農家が道内産の粗飼料を利用していますが、天候などの影響から品質は毎年異なっています。特に、今年は6、7月頃の長雨の影響で自給粗飼料の品質があまり良くありませんでした。今回、共同研究の新たな知見として、乳生産性を低下させず、品質の低い(牛が消化しにくい)粗飼料を有効に活用する方法をご紹介いただき、大いに参考になる講義でした。

粗飼料の繊維消化性について解説するリック・グラント学長
リック・グラント学長の講義に耳を傾ける参加者

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