JAズームイン

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茨城県
JAなめがたしおさい

生産量日本一のピーマンや天皇杯受賞の甘藷を軸に世界進出

 JAなめがたしおさいは、日本一の生産量、販売高を誇るピーマンや、甘藷(かんしょ)をはじめ、60品目以上の青果物を生産する高品質多品目産地です。

日量80㌧を処理できる集出荷施設
スーパー店頭での焼き芋販売

省力化と生産振興目指し ピーマン集出荷施設稼働

 同JAは出荷作業に係る生産者の負担軽減と安定した農業経営の実現のため、2018年6月に波崎青販部会波崎集出荷施設を竣工(しゅんこう)しました。同施設は日量80㌧の処理が可能で、無選別出荷による重量選果システムや、バラ詰め機械およびフィルム詰め機を備えます。選果統一で、高品質での安定供給、有利販売が可能となりました。生産者は収穫後の選果選別作業が無くなり、出荷調整にかかっていた時間を生産・管理に向けることができ、ピーマンの品質向上や規模拡大、農業所得の向上につながりました。

焼き芋ブームの火付け役 「焼き芋戦略」で地域活性化

 同JAと甘藷部会連絡会は、仲卸業者、小売店と協力し、引き売りが主だった焼き芋がスーパーの店頭で手軽に買えるスタイルを全国に先駆け確立しました。どの売り場でも、どの従業員でもおいしく焼き上げるための「焼き芋マニュアル」を整備し、おいしさの根拠となるデータを茨城県と連携し、分析した「焼き芋の話」を実需者に公開しています。365日いつでもおいしい芋を提供するため、三つの品種の特性を見極めて、リレー形式での出荷体制を整えるなど「味」で勝負できる産地を確立し、産地振興に貢献しています。

 2015年10月には食品会社の白ハト食品工業株式会社と協力し、小学校跡地を利用した「なめがたファーマーズヴィレッジ」を設立しました。日本初の焼き芋をテーマとしたミュージアムで、大学芋など加工品の製造工程が見学できる工場を併設し、現在は年間約30万人が訪れる他、雇用の創出など地域活性の場となっています。これらの取り組みが評価され、第56回農林水産祭で、JAなめがた甘藷部会連絡会が天皇杯を受賞しました。

東南アジアで輸出拡大 フランスでも甘藷PR

 同JAは、高品質多品目を生かして、積極的に海外展開を図っています。2012年からタイへの甘藷輸出を皮切りに、マレーシア、シンガポール、カナダへと拡大しています。昨年7月にはフランスで「行方かんしょ」を現地の料理人やパティシエにプレゼンし、今年3月にはシンガポール伊勢丹で「JAなめがたしおさいフェア」を開き、管内の豊かな農産物をPRしました。併せて「さつまいもかりんとう」「スイートポテト」の開発など、6次化の強化に取り組んでいます。また、直販サイトやふるさと納税の返礼品として管内の豊富な野菜を厳選した「野菜ボックス」を販売し、産地のファンづくりを促進しています。

JAなめがたしおさい(茨城県)
概要 平成31年3月末日現在
正組合員数 1万3096人
准組合員数 5980人
職員数 284人
販売品取扱高 200億2千万円
購買品取扱高 40億1千万円
貯金残高 1148億5千万円
長期共済保有高 3515億1千万円
主な農産物 ピーマン、甘藷、米、イチゴ、レンコン、水菜、チンゲンサイ、花き

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