県本部だより

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大分県
大分県本部

「農業人材育成プログラム」開講 全農×高校 農業を担う人材を育成

新規就農者確保へ大きな期待

県本部と県内の高校が 人材育成で初の協定
県本部職員が教壇に立つ。「今日朝ごはん食べた人~?」「はーい!」と和やかに授業が進む

 大分県の基幹的農業従事者の平均年齢は全国平均より2歳ほど高く、九州の中では最も高齢化が進んでいます。大分県本部としても県産農畜産物の販売強化や生産者所得増大への取り組みを進めるうえでも、生産基盤の維持・拡大につながる新規就農者確保の取り組みが急務と認識しています。

 大分県本部は咋年2月、県内唯一の農業科単科校である三重総合高校久住校と「次世代の就農者育成に関する協定」を結び、若手人材のスムースな新規就農をサポートしていくこととしました。県本部と県内の高校が協定を結ぶのは今回が初の試みとなります。

 県本部が寄贈した耐震型研修ハウス前で昨年6月6日、「農業人材育成プログラム」の開講式を行い、全校生徒と高校・県本部関係者ら約90人が出席しました。長野博文県本部長が「本プログラムを通して現場の知識や技術を習得することで、農業に魅力を感じ就農につながるようになれば幸いです」とあいさつし、生徒を代表して3年生の平石竜馬さんが「新しいハウスでの研修や最新技術・マーケティングの学習にしっかり取り組みたい」とプログラム実践に向けての抱負を述べました。

各事業の出前授業を実施 次年度以降さらに内容強化

 9月から順次、各事業の「出前授業」を開始しました。授業を受けた生徒からは、「全農のことを知らなかったので良いきっかけになった」「実習を通して詳しく教えてもらい大変参考になった」などの声があがっています。

 2017年度の出前授業は全4回で終了しましたが、次年度以降はカリキュラムをさらに発展・強化し、農業がより身近に感じられるような工夫を凝らしていきます。

甘太くん選果場で説明を聞く生徒たち
農機セルフメンテナンス実習
牛スキャニングを体験する生徒

 

 

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