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耕種総合対策部

大分県で全国の大学生と「91農業」

文科省選定の学生育成プロジェクトと連携 カボスやキャベツ収穫などの労働力支援

 全農は9月4~8日、大分県内で関東・関西・九州の全国から参加した9人の大学生と「91農業」に関連した労働力支援の取り組みを行いました。1日目はオリエンテーション、2日目以降はカボスやキャベツの収穫などの農作業と農泊、最終日は農業関係企業の視察を行いました。


 耕種総合対策部は経団連が実施する「地域協創アクションプログラム」に参加し、「91農業」を紹介したことをきっかけに、文科省が選定する学生育成プロジェクトの事務局とつながりを持ちました。その後、事務局から「プロジェクトメンバーの中で農業分野に高い関心を持つ学生に実際に農作業・農泊体験をさせられないか」という相談を受けたことから今回の労働力支援の企画がスタートしました。元々学生育成プロジェクトの合宿が大分県別府市で予定されており、それに合わせて大分県で学生を受け入れることを決めました。

 受け入れ先となる大分県本部を中心に、福岡県本部・耕種総合対策部が連携して企画の検討から当日の運営までを行いました。全5日間の行程は基本的に学生の要望を100%受ける形で企画を練り上げました。また、本会だけでなく、大分県における労働力支援事業のパートナー企業である(株)菜果野(なかや)アグリをはじめ、関係団体や取引先にも協力していただきながらの運営となりました。

 学生からは、「(カボスやキャベツの収穫を手作業で行うことに対して)想像以上に作業がアナログだった」という意見もありましたが、「農業の大変さを実感できた」「日本の食文化に触れる良い機会になった」「農業に対し自分たちに何ができるか考えるきっかけとなった」といった前向きな感想が多数寄せられました。学生にとっては実際の農業現場を学ぶ良い機会となり、本会にとっては今回の取り組みが多種多様な方々に農業に関わってもらうという「91農業」の実践の場となる有意義なイベントとなりました。

オリエンテーションで自己紹介する学生
カボス収穫に励む学生

企業の説明に耳を傾ける学生たち

 

全農は農業関係人口増などを目的に、「あなたのライフスタイルに農的生活を1割取り入れませんか?」をコンセプトにした「91農業」の普及啓発に取り組み、他産業・一般の方々に向けた農業参加の訴求を行っています。

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