県本部だより

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石川県本部

県産米の効率的・広域的集荷・保管を目指して

津幡米穀連合倉庫が完成

 石川県本部は、県産米の効率的・広域的な集荷・保管業務を目的に津幡米穀連合倉庫を新設しました。津幡町の倉庫で7月24日、竣工(しゅんこう)式を行い石川県本部、県内6JA、関係者ら約30人が出席しました。西沢耕一運営委員会会長は「日欧EPAやTPP11など自由貿易の推進、今年からは米政策の見直しが行われ、農業を取り巻く環境は厳しいものとなっている。本倉庫はJAの倉庫事業を補完し、県央地区における県産米の安定集荷・安定販売の役割を担う重要な拠点になると確信している。今後も生産者の負託に応えるべく、県産米の有利販売にさらなる努力を重ねていきたい」とあいさつしました。

県央地区における県産米の安定集荷・安定販売の役割を担う津幡米穀連合倉庫
県央部に位置する4番目の津幡米穀連合倉庫

 
県央地域の拠点として他の3倉庫と県全域カバー

  津幡米穀連合倉庫は、金沢市にある金沢米穀冷蔵低温倉庫(平成8年竣工)、県南部の小松米穀連合倉庫(平成16年竣工)、県北部の能登米穀連合倉庫(平成26年竣工)に続く、四つ目の米穀連合倉庫です。農業倉庫の老朽化が進む中、県産米の効率的・広域的な集荷、保管業務の拠点として新設しました。

 倉庫がある津幡町は南北に縦に伸びる石川県の中央に位置し、県央地区の拠点として、他三つの連合倉庫とともに県全域を包括的にカバーし、取引先や大手実需者から要望のある通年での品質確保・安定供給に対応すべくフル活用していきます。

竣工式であいさつする西沢運営委員会会長
今後も拡大が見込まれるフレコン集荷・流通に対応

 生産者の利便性向上から、今後も拡大が見込まれるフレコンでの集荷・流通も想定し、検査場としても十分なスペースを備えています。総工費6億9950万円、鉄骨造り、延べ床面積約3727平方㍍、約10万俵の収容能力を有する低温倉庫で、保管温度は15度です。

 石川県本部は、今後ますます激化が想定される産地間競争を勝ち抜くため、津幡連合倉庫を県央地区の拠点として位置付け、石川県産米の評価向上とJAグループ石川の米穀事業拡大を目指します。

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