ニュース&トピックス
三重県本部
2025年5月19日(vol.1108)
「JA全農みえ茶センター」が竣工
千年の産地 ブランド「伊勢茶」の安定供給めざす
三重県本部は3月27日、鈴鹿市内に完成した「JA全農みえ茶センター」の竣工(しゅんこう)式と開所式を行いました。新たな茶事業施設は4月14日から稼働。生産量全国第3位、千年の歴史を誇る産地として、ブランド「伊勢茶」の生産基盤の維持・拡大を図ります。
新施設は、県北部の同市に新たに土地を取得して建設。これまで事業拠点としてきた県北部と南部の茶センターを再編しました。碾茶(てんちゃ)などの荒茶を保管できる冷蔵スペースの確保や耐震性の問題解消、拠点集約による運営効率化を目指します。
施設内には、荒茶や仕上げ茶を集荷・保管する冷蔵庫と荷捌(にさばき)所を備えます。冷蔵庫の収容能力は2400tで既存施設の約1.5倍となります。
式典には、県内の生産者や茶商、取引先、JA、県、全農、施工業者などの関係者約50人が出席し、施設の完成を祝いました。北原祐哉県本部長はあいさつで、「新たな茶センターの機能で伊勢茶の安定供給をめざす。生産者、JA、取引先、関係者が連携し、伊勢茶の生産基盤の維持・拡大と茶販売事業の拡大を実現していきたい」と意気込みを話しました。