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岐阜県本部

「飛騨牛繁殖研修センター」を開所

岐阜県本部×岐阜大学×岐阜県 産学官が一体で生産基盤の強化を目指す

 岐阜県本部は岐阜大学、岐阜県と「飛騨牛繁殖研修事業に係る連携協議会」を設置し、「岐阜大学応用生物科学部附属岐阜フィールド科学教育研究センター美濃加茂農場内 飛騨牛繁殖研修事業」(飛騨牛繁殖研修センター・愛称:飛騨牛BTセンター=Hidagyu breeding and training center、美濃加茂市)を3月28日に開所しました。


 岐阜県の和牛生産は、繁殖雌牛頭数・肉用牛飼養戸数・飛騨牛認定頭数が、平成21年度の8960頭・680戸・1万1437頭から平成29年度には7580頭・514戸・9916頭まで減少しています。繁殖雌牛の減少は子牛市場への上場頭数の減少・相場の高騰を招いており、「新規就農者の確保・担い手の育成」と「繁殖雌牛の増頭」が喫緊の課題となっています。

飛騨牛繁殖研修センターの開所を祝い関係者がテープカット

 

 大学・県との連携

 岐阜県本部と岐阜大学は平成26年度から「飛騨牛倶楽部」を立ち上げ、学生が主体となって生産者や関係者とともに今後のブランドの方向性や魅力発信方法などを討議しています。また、平成29年3月には農業担い手などの人材育成、農産物とその加工品の研究・開発とブランド化、農村の活性化に取り組むため、県の立ち合いで大学と連携・協力に関する協定を締結しました。これを受け、施策検討を行い、就農研修機能を付与した繁殖センター「飛騨牛繁殖研修センター」設置へと動き始めました。

 

2卵移植の実証とICT技術の活用

 「飛騨牛繁殖研修センター」では繁殖事業と研修事業を行います。繁殖事業は、繁殖雌牛100頭規模(黒毛和種34頭、交雑種66頭)で取り組み、交雑牛を活用することで初期投資が少ない繁殖経営を実証します。

 また、同時に交雑牛への2卵移植技術を活用した双子生産技術の確立やICT技術の活用による省力化・生産性の向上する体系構築を目指します。

 研修事業は、2年間を研修期間とし、就農希望地域ごとに就農支援協議会を立ち上げ、行政やJAグループ、生産者組織による技術指導や地域との関係性構築などのソフト面の支援を行います。同時に空き牛舎のあっせんやアパート牛舎の貸与などのハード面でも就農支援を実施していきます。

 「飛騨牛繁殖研修センター」は、岐阜県本部、大学と県の産学官が一体となって繁殖研修施設を運営する全国でも初の取り組みです。関係団体が一丸となって岐阜県の宝である「飛騨牛」の生産基盤拠点となるよう事業を進めていきます。

牛舎に導入した繁殖雌牛

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