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広報・調査部

精米工場の現地視察会・記者説明会を開催

米生産・流通の現状、全農の取り組み説明 メディアの正確な報道につなげるために理解を促進

 全農は6月24日、関西地区のメディアを対象に兵庫県内にある精米工場の現地視察会・記者説明会を実施しました。25日には東京でも記者説明会を開催しました。


 米価格の高騰により、日本人の主食である米への関心が高まる中、米生産・流通の現状、全農の取り組みへの理解を深めることを目的に開催しました。

玄米から製品まで 稼働率は150%に

 精米工場の視察会では、玄米の投入から精米工程、袋詰めされた製品の積み上げ作業までを公開しました。
 同工場では、全農が落札した政府備蓄米に加え、随意契約米も取り扱っています。現在、1日当たり約200t、月間では約5000tを精米し、主に関西圏に出荷しています。平時の精米量は月約3300tですが、備蓄米の流通開始に伴い、稼働日数や時間を拡大し、稼働率は150%にまで上昇しています。

撮影会の様子(張り込み)玄米をベルトコンベヤーに投入する「張り込み」と呼ばれる作業。砥石(といし)で玄米の表面に傷をつけて糠(ぬか)を削りやすくしたあと、米粒を回転させて削るなど3段階で精米する
撮影会の様子(積み荷)精米が袋詰めされた後、配送先別にロボットアームで積み上げる。玄米の投入から袋詰めまでは6時間ほどかかる
納得できる価格で 安定的供給に努力

 視察後は、大阪JAビルで記者説明会を開催しました。全農の金森正幸常務理事は「急激な価格高騰により、消費者の米離れが懸念される。生産コストの上昇を踏まえ、生産者が営農を継続できると同時に、消費者にとっても納得できる価格が形成されることを望んでいる」「年一作の米の生産地から消費地まで、年間を通じて量・価格の両面で安定的に供給する役割が一層発揮できるよう、JA・お取引先様のご理解・協力の下、今後とも努力を重ねていきたいと考えている」と述べました。
 今回、関西地区での現地視察会・記者説明会は初の試みでしたが、14社・27人のメディアが参加(東京は17社・26人が参加)。この取り組みにより、全農の考えについて報道を通じて伝えることができました。今後も、情勢を的確に捉えながら、情報発信に取り組みます。

記者説明会で説明する金森正幸常務理事(右)と藤井暁米穀部長(左)

東京での記者説明会の様子はこちら https://www.youtube.com/watch?v=-1G_7XyJhds&t=1s

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