でん粉原料用馬鈴しょ優良生産者を表彰

大野克彦さん（JAしれとこ斜里）に全農麦類農産部長賞

　全農は6月10日に開催された「第2回でん粉原料用馬鈴しょ栽培共励会表彰式」で、安定的な単収実績を残し、道内JA平均を大きくけん引しているJAしれとこ斜里（北海道）の大野克彦さんに全農麦類農産部長賞を授与しました。この表彰式では計7組の方が表彰されました。

　同共励会（事務局：ホクレン農業協同組合連合会、後援：北海道澱粉（でんぷん）工業協会、（公財）北海道農産基金協会）は、でん粉原料用馬鈴しょのシストセンチュウ抵抗性品種の収量向上・安定栽培を目指し、模範となる生産者を表彰し、その優良技術を広く紹介することを目的としています。表彰式は札幌市内で開催されました。

　全農麦類農産部長賞となった大野さんは、畑作と和牛肥育の複合経営の中、安定した単収確保に努め、自動操舵（そうだ）装置やドローンなどを利用したスマート農業に取り組むとともに、斜里町のICT推進協議会の構成員としてその知識を地域に還元しています。

　全農は、北海道産馬鈴しょでん粉の実需者からの生産拡大の期待に対し、今後も共励会などを通じて収量の向上に取り組む生産者を支援し、でん粉の需給の安定に努めます。