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畜産生産部

「サシバエ対策」合言葉に部門間連携

耕種・畜産生産が畜舎周辺部の除草で実証試験

 耕種総合対策部・耕種資材部・畜産生産部は、畜産現場での課題解決を図るため部門間連携を強化しています。現在、養牛生産における重要害虫・サシバエ対策を目的に、畜舎周辺部の省力的な除草体系の構築に向けた実証試験を行っています。


 養牛生産では、牛伝染性リンパ腫やランピースキン病を媒介するサシバエ対策が喫緊の課題となっています。

 この対策として、畜舎周囲の草むらなどの休息場所を減らすことによりサシバエ被害を軽減できることが分かっていますが、刈り払い機による草刈りでは雑草の再生が早く、夏は酷暑の中で月1、2回の草刈りが必要です。

 そこで除草剤を取り扱う耕種部門では、生産者の労力軽減を目的に畜産部門や農薬メーカーなどと連携の上、家畜への安全性などを考慮しながら雑草防除体系の検討を行いました。

 昨年度は1カ所で実証試験を行い、結果として最大2カ月程度の抑草効果を確認することができました。さらにサシバエの個体数も刈り払い機による除草区と比較すると9割以上減少しました(除草2週間後)。

 今後、関係部署・機関と連携して実証事例を増やしながら、生産者の課題解決に向けて技術普及を図っていきます。

サシバエ
畜産生産者のもとへ同行訪問する各部門担当者
(実証地の一つ:長崎県JAごとう)

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