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経営企画部

佐賀でドローン物流実験を実施

山間部から直売所へ農作物を運ぶ

 第2期JAアクセラレータープログラムで優秀賞に採択され、JAグループの伴走者が支援している㈱トルビズオンが10月26日、佐賀県で山間部から直売所へ農作物をドローンで配送する物流実験を行いました。


 福岡を拠点とする同社は、ドローンが当たり前に利用される社会の実現に当たり、河川や離島といった飛行可能な場所が限定されているという現在の課題に対して、「空をシェアし、空の道を作る」ことで解決し、世界中の空を利用可能にすることを目指しています。

 今回の実験では、高齢化地域で農作物輸送にドローンを活用するため、技術や規制面での制約を検証しました。また、同社が運営するサービス「sora:share(ソラシェア)」を活用して「空の道」を設計しました。

 同社の増本衛社長によれば、「sora:shareは農家が持つ空の権利を保護するための仕組みであり、ドローンの通行量に従い地権者へ利用料を還元するシステム」とのこと。「空の道」直下の農地は、ドローンの墜落や騒音などのリスクを受け入れる代わりに報酬を得ることができます。今後、多数のドローンが農地上空を飛行する時代において必要な考え方だと社長は話します。

農作物をドローンで配送する物流実験
実験に参加した関係者

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