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耕種資材部

クローズド・ループ・リサイクル構築へ

営農・技術センターで段ボール古紙の利活用実証

 全農は、貴重な国内資源である段ボール古紙の国外流出を抑制し、国内古紙循環の仕組みを維持することを目的に、段ボール原紙・段ボール箱のクローズド・ループ・リサイクルの構築に向けた取り組みを行っています。営農・技術センターでも新たな試験を始めました。


 段ボール箱は、段ボール古紙を主原料として製造されます。日本では古紙循環の仕組みが確立しているため回収率が95%以上と高く、リサイクルの優等生と言われています。しかし、昨今ネット通販などの拡大により、国外での製紙・段ボール工場の新設が相次ぎ、段ボール古紙の国外流出が増加し、国内段ボール古紙資源の減少が危惧されています。

 そこで全農は2022年2月から、JA全農青果センター(株)から排出される段ボール古紙が国内製紙工場に確実に循環されるよう、新たに排出先・数量を認識するクローズド・ループ・リサイクルの取り組みを開始しました。今回、同様の取り組みを、年間500試験区以上の段ボール原紙や段ボール箱の試験を実施する営農・技術センターでも開始しました。

 将来的には、他の全農グループ会社およびJAグループにも拡大が可能なスキームを構築し、段ボール箱の安定供給に努めていきます。

※「クローズド・ループ・リサイクル」とは、不要となった製品を同じ素材として再生し、限定されたサプライチェーン内で同等の製品に戻すリサイクル方法です。

全農  クローズド・ループ・リサイクル スキーム
営農・技術センターで取り組む段ボール古紙回収

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