JAズームイン

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青森県
JA津軽みらい

リンゴを柱に多種多様な農業 輸出にキャラクター段ボール箱

 青森県のJA津軽みらいは、2008年7月に地域農業の振興と組合員の生活安定向上を目指し、6JAが合併して誕生しました。県の南西部に位置し、古くから良質米を生産する穀倉地帯であり、この周辺や山間部の緩傾斜地には広大なリンゴ園が分布し、一大産地を形成しています。

リンゴは160億円 米・野菜で76億円

 販売取扱高のうち、主要農産物であるリンゴは約160億1000万円、水稲は55億2000万円、野菜は21億4000万円と、地域特性を生かした多種多様な農産物が生産されています。

 リンゴの販売は国内販売だけではなく、輸出も積極的に行っており、台湾や香港、タイ、ベトナム、マレーシアなどへ輸出しています。日本産のイメージを強く発信できるよう、一部の輸出用リンゴにはイメージキャラクターのイラストが描かれた段ボール箱を使用しています。

イメージキャラクター「凛(りん)ちゃん」を使用した輸出リンゴ用段ボール箱
 

コスト削減を重点に計画的に新規作付け

 地域農業生産基盤強化を図るため、合併2年目の10年4月から農業振興計画を策定し、助成事業を展開しています。組合員からの意見要望を取り入れながら、管内で生産しているリンゴや野菜の苗、ニンニク種子、ビニールハウスの施設費などに対して助成しています。コスト負担を軽減することで、生産者は計画的に新規作付けや木の更新などをすることができ、品質の良い農作物の生産と所得向上につながっています。

組合員の要望を取り入れた農業振興助成事業
 

地域活性化に向け多彩に貢献活動も

 同JAでは、地域活性化に向けた貢献活動を行っています。組合員と地域住民へ日頃の感謝を込めて行う農協まつりや、趣味を通じて生活に生きがいを持ってもらうことを目的としたJAカルチャー講座などを開いており、交流の場にもなっています。

毎年にぎわう農協まつり
生きがいづくりに好評のカルチャー講座

JA津軽みらい(青森県)

概要 2022年6月30日現在
正組合員数 9613人
准組合員数 7435人
職員数 446人
販売品取扱高 243億2千万円
購買品取扱高 76億円
貯金残高 955億8千万円
長期共済保有高 3078億7千万円
主な農畜産物 リンゴ、水稲、ダイコン、ニンジン、ニンニク、トマト、ミニトマト、桃、アルストロメリア

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