特集

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各県本部

収穫の秋に思いはせ 各地で田植え体験

 田植えの季節を迎え、全国各地で子どもたちや消費者、取引企業の社員らが田植えを体験しました。農業理解に一役買うイベントで、歓声が響く中、手植えに励み、田んぼに並んだ早苗に参加者は達成感を味わったようです。 


 
秋田県本部
今年で10周年!「京急あきたフェア2018」キックオフイベント
「京急あきたフェア2018」キックオフイベントで田植えをする参加者

 今秋開かれる「京急あきたフェア2018」(「あきたecoらいす」応援プロジェクト)のキックオフイベントの田植えが5月31日、北秋田市で行われ、京急グループ社員や秋田県立秋田北鷹高校の生徒、JA関係者ら約50人が参加しました。「京急あきたフェア」は今年で10周年。秋には、この水田で京急グループ社員と秋田北鷹高校の生徒が一緒に稲刈りを行い、収穫したお米は京急百貨店や京急ストアなどで販売・PRする予定です。

サッカーJ3リーグチームと「元気わくわくキッズプロジェクト」
秋田県内の小学生が手植えを体験

 秋田県本部は5月26日、サッカーJ3リーグのブラウブリッツ秋田との共同企画「元気わくわくキッズプロジェクト」第1弾を開き、参加した県内の小学生ら36人が、手植えを体験しました。

 当日は、青空の広がる絶好の田植え日和。素足で田んぼに入るまで少しためらう子どもも見られましたが、元気いっぱい楽しそうに田植えを行っていました。

 9月下旬には第2弾として、稲刈りも予定しています。

福島県本部
親子がAmazon田植えツアー
水稲部会の指導を受け田植えを体験

 インターネット販売を行うAmazonによる田植えツアーが6月2日、JA会津よつば管内の水田で開かれました。2年目となるツアーには、抽選で選ばれた消費者10組39人が参加しました。

 JAや生産者が準備した地元食材の昼食を味わった後、参加者は子どもも大人も素足で田植えをしました。ほとんどが未経験者のため、悪戦苦闘が予想されましたが、水稲部会の指導もあり、予定を上回るスピードで、用意した田んぼに苗を植えることができました。

栃木県本部
「とちぎ米」お買い上げ消費者招き田植えツアー
手植えに余裕の留学生ら

 栃木県本部は5、6月にAmazon、エーコープ関東でとちぎのお米をお買い上げいただき、抽選で選ばれた方々や県内の留学生を招待した田植えツアーを、県内JA管内で開きました。

 参加者はJA職員や生産者からレクチャーを受け、泥だらけで手植えに挑戦しました。昼食では、各JA管内のお米や野菜、イチゴなど県産の食材を用いたご飯で疲れを癒やしました。

 「手植えは足腰が疲れたが、充実感でいっぱい」との感想もあり、“お米作り”を考えるきっかけ作りができました。

富山県本部
JAと田植え体験ツアー受け入れ
参加者全員で長さ12㍍の巨大太巻き作り

 富山県本部とJAアルプスは5月19日、中京地区でスーパーを展開するアピタ・ピアゴと共同企画で、田植え体験ツアーを行い、抽選で選ばれた親子20組40人が参加しました。

 参加者は印に沿って順番に苗を植えていき、泥の感触を肌で感じながら田植え体験を楽しんでいました。田植えの体験後には、参加者全員で長さ12㍍の巨大太巻き作りに挑戦し、産地と消費者との交流を深めました。 

愛媛県本部
JC×JA 田んぼアート事業がスタート

目安に沿って手植えする参加者
苗を植える目安となる「いまばりバリィさん」が描かれた田んぼ

 愛媛県今治市で6月17日、今治青年会議所(JC)はJAおちいまばりなどと協力し田んぼアート事業をスタートさせました。

 田んぼアートは、約25㌃の水田を巨大なキャンバスに見立て色の異なる稲を使って、同市のゆるキャラ「いまばりバリィさん」と花火、「結」の文字を描きます。同市内の小中高校生と保護者ら約300人が参加しました。水田横にやぐらを設置し、誰でも稲の成長を観察することができます。

 7月29日には見頃を迎えた田んぼアートの鑑賞会、秋には稲刈りと感謝祭などを行う予定です。

徳島県本部
生協の親子が特別栽培米「乙姫米」の里で田植え
ぬるぬるした泥の感触を感じながら親子で協力して1株ずつ手植え

 とくしま生協とJAかいふ、徳島県本部などが共同で取り組む、乙姫米(特別栽培米)の里田植え交流会が4月21日、美波町のJAかいふ管内で開かれました。参加した生協の親子53人は、県農業支援センター職員の指導を受け田植えを体験しました。

 水田に参加者が1列に並び、足を取られそうな軟らかい泥の感触を肌で感じながら、歓声を上げ親子で楽しく「乙姫米」を植えました。

 交流会では徳島県本部米穀総合課の職員が、バケツ稲づくりセットなどの配布を行いました。

酒造会社がJA阿波町の地域ブランド「阿波山田錦」を手植え
JA阿波町管内の水田で「山田錦」を植える酒造会社関係者ら

 徳島県阿波市で6月15日、全国11社の酒造会社の役員や杜氏(とうじ)、JA阿波町、徳島県本部など28人が出席し、酒造好適米「阿波山田錦」の田植え交流会が開かれました。

 この交流会は、生産者と契約販売先との交流を深め、米の品質に関する要望や意見交換をする場として、田植え、生育期、収穫前の年3回行われ、今年で26年目です。

 出席者は管内の水田で1株1株、田植え綱の印に合わせて手植えしました。 

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