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米穀部

【Web限定記事】飼料用米の広域流通体制を整備

東北・関東の飼料用米を南九州へ船舶で輸送実証

 全農は飼料用米等流通合理化推進協議会の一員として、近年飼料用米取り組みが拡大した中、安定的な輸送体系の構築に向けて、内航船を活用し需要地である南九州への輸送実証を行いました。


 同協議会は2022年度に設立。飼料用米の流通合理化を目的にトラック輸送ではなく、船舶輸送(1船1500t)による大ロット輸送を行うことで、輸送のモーダルシフトや環境負荷軽減、効率的な輸送体系の確立に取り組んでいます。実証に当たっては農林水産省の飼料輸送効率化等支援事業の支援を受けており、輸送された飼料用米は南日本くみあい飼料(株)に供給しています。

 本実証は23年12月中旬に実施した宮城県石巻港~鹿児島県志布志港の船舶輸送を含め計5回の実証を行い、陸路輸送と比較し、船舶輸送を活用することで延べ輸送距離・温室効果ガス排出量ともに大幅な削減を達成しました。

 また、船舶輸送による荷積み地の石巻港・鹿島港、荷揚げ地の志布志港・谷山港での荷役・輸送の課題を確認し、各港湾での輸送体系の確立を図りました。

 今後も飼料用米の安定的な流通・供給体制を整備していきます。

フレキシブルコンテナを内航船から荷揚げする様子(志布志港)
バラ積みした飼料用米をクレーンで荷揚げする様子(志布志港)

バラ積みした飼料用米を専用機材で吸い上げる様子(谷山港)

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