地域に役立つ施設へ機能拡充 地産地消で農家の所得向上
JA町田市は東京都の南部に位置する町田市全域と多摩市の一部を事業区域としたJAです。都内や横浜市など都心にもアクセスしやすい一方、里山の風景や、地場野菜を作る農地が見られます。ベッドタウンとして、「農と住が調和したまちづくり」を目指した全国初の農住団地もあるエリアです。
太陽光パネルや蓄電池 生まれ変わった新店舗
2024年5月にJA町田市忠生支店と直売所「アグリハウスただお」、経済センターが新しく生まれ変わりました。新店舗は地域のために役立つ機能を持ち、暮らしの支えになれるような機能設備を拡充しました。
新店舗には太陽光パネルや蓄電池を設置し、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みに即した建物となっています。災害時においても金融店舗の営業や電子機器の充電なども可能です。


アグリハウスただおでは、新たにベーカリーコーナーを新設。JAではアグリハウスただお、アグリハウスみなみで焼きたてパンを楽しめます。地場産トマトを使用したピザパンや地場産ナスのホットドッグも季節限定で販売しています。また、米粉を使用した米粉パンの販売にも力を入れており、地産地消・国消国産に取り組んでいます。


学校給食への支援で地場産野菜の販路拡大
町田市では2025年1月から中学校の全員給食が開始され、JAでは学校給食へ地場産農産物を届ける取り組みを推進しています。学校給食の規格に合わせた野菜作りを支援・強化し、生産量の増加を図った結果、24年度における地場産野菜の学校給食供給量は昨年度比で174%超となりました。市内農業者の販路拡大・所得向上に寄与しています。
また、JAでは安心・安全・新鮮で高品質な農産物を提供し、地産地消に継続して取り組んでいます。直売所改革の要として、全店舗への安定した農産物の供給体制を確立しています。市内5カ所にある直売所アグリハウスへの出荷者は延べ376人となっています。
JA町田市(東京都)

概要 | 2025年3月31日現在 |
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正組合員数 | 2091人 |
准組合員数 | 1万1369人 |
職員数 | 195人 |
販売品取扱高 | 3億8千万円 |
購買品取扱高 | 5億6千万円 |
貯金残高 | 2680億4千万円 |
長期共済保有高 | 4333億9千万円 |
主な農畜産物 | ナス、トマト、ダイコン |