ニュース&トピックス
麦類農産部
2025年8月4日(vol.1117)
全国豆類経営改善共励会が表彰式
全農経営管理委員会会長賞に佐賀県の戸ケ里生産組合
全農は6月27日、東京で開催された第53回全国豆類経営改善共励会表彰式(JA全中、(株)日本農業新聞主催)で、水稲と大豆を基幹作物とした水田経営で大豆の高単収を実現した戸ケ里生産組合(佐賀県)に対して、金森正幸常務理事より全農経営管理委員会会長賞を授与しました。
同共励会は、豆類の生産拡大と経営改善を目的に、先進的で模範となる経営体や生産集団を表彰します。今回は全国から「大豆家族経営の部」で77点、「大豆集団の部」で31点、「小豆・いんげん・落花生等の部」で70点の合計178点の応募がありました。
戸ケ里生産組合は佐賀県白石町で、21haの大豆作を営んでいます。排水対策に注力して出芽率向上と苗立ちの確保により、県平均10a当たり125kgの単収に対し156kgの高単収を実現しました。また無人ヘリやドローンでの効率的な適期防除、麦わらの全量すき込みによる土壌改善と生産費抑制なども評価されました。
国産大豆は天候の影響や地域差により、収穫量が年によって大きく変動します。全農は、安定的な大豆生産・品質向上、生産者手取り向上に貢献するため共励会などでの優れた事例を積極的に情報発信していきます。

