コミュニケーション

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新潟県本部
山形県本部

自動飛行型ドローンで農薬散布

安定した飛行、均質散布に高い関心

来年度からの販売に向け各地で実演会

 全農は平成29年10月、自動飛行型ドローンを開発製造する株式会社ナイルワークスに出資し、本所耕種総合対策部、肥料農薬部、生産資材部によるドローンプロジェクトを発足させ、来年度からの発売に向けて今年は実証試験を行っています。新潟県本部と山形県本部は農薬散布に合わせて実演会も行いました。


新潟県本部

 新潟県本部は7月24日、長岡市の水田で自動飛行型ドローンによる農薬散布実演会を開きました。近隣の生産者やJA担当者、行政など約60人が参加しました。穂が出そろった水田で隅々まで均質に散布する様子を見て、飛行精度の高さと労力を大幅に軽減できる技術を実際に確認しました。

自動飛行型ドローンの説明を聞く参加者

 ナイルワークス社製ドローンは、GPSであらかじめ圃場(ほじょう)の測量を行い、圃場の形や位置をタブレット端末に登録し、あとは、タブレット端末の開始ボタンを押すだけで、離陸から散布、着陸までを全て自動で行います。薬剤散布は、飛行速度と薬剤量の設定に応じて噴出量を自動で調節し、また、上下逆回転のプロペラによる強い気流と圃場の上30~50㌢を飛行することで、ムラなく散布します。

 当日は若干の風がありましたが、飛行は非常に安定し、およそ60㌃の圃場を15分程度で散布し終えました。

 参加者からは、「自動飛行によりオペレーターの負担が軽減できる点が良い」、「高度が低く、飛行は安定しており安心感があった。薬剤が株元まで届きやすいので効果が期待できる」「価格はいくらぐらいになるのか」など、活発な意見、質問があり、自動飛行型ドローンに対する関心の高さがうかがえました。

 
山形県本部
農薬散布状況を見守る生産者ら

 山形県本部は8月10日に酒田市、12、13日に尾花沢市で、自動飛行型ドローンを使い水稲の農薬散布実証試験を行いました。

 実証試験は、自動飛行型ドローンの性能と農薬散布作業の実用性の確認を目的に、「山形県本部が取り組む農家手取りの最大化」を目指した「大規模営農モデル」のJAみちのく村山管内の農事組合法人魁(尾花沢市)、JA庄内みどり管内の農事組合法人ファーム北平田(酒田市)の合計15㌶の水田に殺虫・殺菌剤を散布しました。12日に尾花沢市で開催した実演会には、地元の生産者やJA役職員ら約30人が参加しました。

 収穫前にはドローンに搭載されたセンシング用カメラで圃場データを取得し、圃場別収量調査の実施を予定しています。山形県本部は、労働力不足への対応と生産コスト低減に向けたスマート農業の普及を目指します。

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