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【Web限定記事】でん粉生産量向上へ「馬鈴しょでん粉講習会」を開催

2026.02.23
麦類農産部

「北海道産馬鈴しょでん粉はシウマイの必需品」 崎陽軒・君塚常務が講演

 全農はホクレンなど産地団体と連携し、生産者・JA・でん粉工場関係者を対象に「馬鈴しょおよびでん粉講習会」を北海道幕別町と網走市で開催しました。関係機関や実需者を招き、馬鈴しょ栽培技術やでん粉需給の最新情報について講演・パネル討議を行いました。


 講習会は1月21日(幕別町)、22日(網走市)に開き、延べ378人が参加しました。

 特別講師として、でん粉ユーザーの(株)崎陽軒の君塚義郎常務取締役が登壇。「一日当たりシウマイ弁当3万食、シウマイは80万粒を製造している。多くの人に愛される崎陽軒のシウマイにとって、馬鈴しょでん粉は具材のうまみを閉じ込め、冷めてもおいしく食べるための必需品」と述べ、でん粉の安定供給に期待を寄せました。

 ホクレンは猛暑・干ばつで不作となった2025年産馬鈴しょの作況データを踏まえ、生産性向上に関する報告を実施。JA中札内村とJA清里町は生産者優良事例として、肥培管理のポイントや実績を紹介しました。農研機構からは病害虫抵抗性品種の育成に関する最新情報を提供し、来場者は高い関心を示し、熱心に話を聞いていました。

 パネル討議では、農水省、ホクレン、全農に加え、「原料用馬鈴しょ栽培共励会」で表彰経験のある生産者が参加し、馬鈴しょ栽培の課題や国内でん粉需給の現状などについて、活発な意見交換が行われました。

 交流会では、でん粉原料用馬鈴しょの生産意欲向上につなげるため、崎陽軒を含む実需者13社が馬鈴しょでん粉を使った食品の展示やコーンスターチ、タピオカでん粉などと比較したでん粉特性の体験コーナーを設置し、生産者と直接対話をして交流を深めました。 

 講習会に加え、実需者とともに主産地であるJA中札内村(1月20日)とJAオホーツク網走(1月23日)を訪問し、生産者・JAとの意見交換を実施しました。生産者は、種馬鈴しょ不足をはじめとした生産現場の課題や苦労を語り、実需者からは馬鈴しょでん粉の流通や消費動向を伝えて意見を交わし、双方の理解を深める機会となりました。

 全農は、実需者から生産拡大と安定供給が期待される北海道産馬鈴しょでん粉について、今後も生産者と実需者の交流を通じて、生産支援と需給安定に取り組んでいきます。

網走会場での講習会
崎陽軒の君塚常務による講演
安定供給の重要性を説明する全農麦類農産部の西野博文次長
食品展示や体験コーナーでの生産者と実需者との交流

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