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【海外拠点便り】全農グレイン株式会社 米国における穀物輸出基地

強固な集荷・輸送・輸出の一貫サプライチェーン構築

 全農グレイン株式会社は1979年にJA全農グループの米国における穀物輸出基地として設立されました。設立以来、内陸集荷基盤強化や保有する輸出エレベーターの増強も図り、世界最大の船積み能力を有する施設として、強固な集荷・輸送・輸出の一貫サプライチェーンの構築を実現しています。

 全農から同社へ駐在員を派遣し、日本側と米国側の円滑な意思疎通を図るための懸け橋となれるよう業務に当たっています。主に、日本向けに輸出される穀物の契約、船積みと品質管理、また現場からの生きた情報発信をタイムリーに行うなど、日本の生産者の皆さまに貢献することを常に意識しながら業務を遂行しています。

 人口の増加や経済発展に伴う畜産需要の増加により、中国やその他アジア諸国、中南米、中東、アフリカなど世界的な穀物需要が高まりを見せているだけでなく、近年の不安定な天候で物流が滞る懸念も強まる中、CGB(米国内陸での穀物集荷会社)など関係会社との連携を生かし、安定供給に徹しています。

 米国ではコロナの感染者数が増加しているものの、穀物輸出は必要不可欠なビジネス(Essential Business)と位置付けられ、同社の船積みエレベーターは土日も含めて24時間稼働を続けています。日本への穀物の安定供給を行うため、現場スタッフ一同、感染にも最大限の注意を払って業務に当たっています。コロナの影響は予断を許さない状況ですが、同社はJA全農グループの一員として、今後も穀物の安定供給に取り組んでいきます。

24時間稼働の船積みエレベーター
 
スタッフに聞く

イチオシ現地食

 ルイジアナ州は、フランスやスペイン、アフリカなどの影響を受けたクレオール料理やケイジャン料理と呼ばれるアメリカの中でも独特の食文化を持つ地域です。また、ザリガニをはじめ、ナマズ、アリゲーターなど珍しい食材を使用した料理もレストランに並びます。なかでも有名なのが「ガンボ」です。鳥や甲殻類などを煮込み、オクラでとろみをつけた濃厚なスープです。コロナが落ち着きましたらルイジアナの伝統料理を味わいにぜひお越しください。

全農グレイン株式会社の現地スタッフ
濃厚なスープの「ガンボ」

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