特集

畜産・加工食品用段ボール100%循環へ

2026.05.25
耕種資材部・畜産総合対策部

JA全農×日本ハム共創プロジェクト
ダブル・クローズド・ループ・リサイクル始動

 全農は日本ハム(株)と2024年7月9日に始動した「JA全農×日本ハム共創プロジェクト」のモデル事業として、両社の流通段階における資源循環の推進を目的とした「ダブル・クローズド・ループ・リサイクル」の取り組みを開始しました。


 「ダブル・クローズド・ループ・リサイクル」(※1)の取り組みは、両グループ会社から出る畜産・加工食品用の使用済み段ボールを回収し、再び同じ用途の段ボール原料に戻して両社の流通段階で再利用する循環型リサイクルです。
 全農、日本ハムは、畜産・加工食品用段ボールでの国内古紙循環率100%達成を目標にするとともに、資源循環型産業である畜産酪農業(※2)が、循環型社会の形成をより一層けん引していくことを目指します。
 古紙を主原料として製造される段ボールは、マテリアルリサイクル(※3)の仕組みが確立されており、国内古紙資源を有効に活用する重要な包材資材です。一方で近年はアジア圏を中心に世界的な古紙原料需要が高まっています。そのため、日本国内でも古紙輸出の増加による国内古紙資源の減少が懸念されています。
 このような状況を踏まえて、全農は、国内古紙循環の仕組みを維持することを目的として、2022年から青果物用段ボールにおけるクローズド・ループ・リサイクルを開始しました。今回の全農、日本ハムによる「ダブル・クローズド・ループ・リサイクル」は、全農の国内古紙循環の仕組みを、両社の事業連携を通した流通段階に拡大して推進するものです。

※1 「ダブル・クローズド・ループ・リサイクル」=不要になった製品や廃棄物を回収し、同じ製品や用途に再生した上で、限定されたサプライチェーン内で再利用するリサイクル方法を「クローズド・ループ・リサイクル」といいます。資源循環に加えて、環境負荷の低減、安定供給の面において注目されています。全農と日本ハムが連携する本取り組みは、双方の流通にまで拡大したものです。
※2 畜産酪農業は、生産段階において食品副産物を家畜飼料として活用し、家畜排せつ物を堆肥として利用するなど、資源循環型産業としての側面を持っています。
※3 マテリアルリサイクル=廃棄物を新しい製品の原料として再利用する環境に配慮したリサイクル方法

ダブル・クローズド・ループ・リサイクルのイラスト図
リサイクルされる段ボール

全農・日本ハム 共創プロジェクトについて

 全農と日本ハムは、持続可能な国内畜産業の追求を目的として、2024年7月9日に事業連携協定を締結しました。4つの項目(①国内畜産業の持続可能性の追求②次世代畜産業モデルの確立③畜産たんぱく質の安定供給④両者事業の共創)を軸に、相互の経営資源やネットワーク、情報・ノウハウなどの強みを最大限に活用し、安定的なたんぱく質の供給と事業の効率化を目指しています。

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