JAズームイン

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茨城県
JA稲敷

水稲農業におけるICT活用へのチャレンジと江戸崎かぼちゃの新たな販路拡大に向けて

 JA稲敷は、1987年6月、茨城県内の広域合併第1号として旧江戸崎町、河内町、旧新利根町、旧東村、旧桜川村、美浦村の一部の6つのJAが合併して発足しました。茨城県南部に位置する水郷地帯と台地からなっており、基幹作物の「米」と、通年出荷されている「レンコン」、こだわりの「江戸崎かぼちゃ」が人気を集めています。

農業ICT活用へのチャレンジ

 同JAでは、一昨年から水稲において、ICTの取り組みにチャレンジしています。ドローンによる圃場(ほじょう)の空撮を行い、葉色、茎数、生育量などを解析し、今まで見えなかった圃場の状態を「見える化」することにより、ばらつきと生育状況が確認できます。

 確認後、無人ヘリで必要な箇所に必要な量を散布する可変施肥を行い、無駄を抑える、増収に向けた生産技術です。

 ICTの活用により「作業の省力化」および「低コスト対策」を図り、生産者の所得向上を目指し、良品質米の生産に取り組んでいます。

ドローンで圃場を空撮
  

「江戸崎かぼちゃ」の新たな販路拡大に向けて

 同JAの「江戸崎かぼちゃ」は出荷シーズン間近になると、多くの消費者からお問い合わせをいただく、こだわりの完熟カボチャです。1982年度に茨城県銘柄産地指定、2015年にGI(地理的表示保護制度)を受け、歴史と信頼のある産地を確立しています。

 「JA稲敷江戸崎南瓜部会」で長年にわたり培われた管理技術により栽培されたカボチャは、圃場で完熟させ、同部会による厳しい品質検査の後、同JA直売所、京浜地区を中心とした量販店などで販売されてきました。さらに販路を広げるため、増加傾向にある中食に注目し、(株)セブン─イレブン・ジャパンと6次化の商品開発・販売に取り組みました。今まで「江戸崎かぼちゃ」として手に取ることのなかった消費者へ、おいしい「江戸崎かぼちゃ」を届けています。

こだわりの「江戸崎かぼちゃ」
今夏の商品「江戸崎かぼちゃの冷たいスープ」
8月10日から期間限定で、茨城県、栃木県の一部、群馬県の一部のセブン-イレブン(約800店舗)で販売 ※店舗により取り扱いのない場合があります。

JA稲敷(茨城県)
概要 令和3年6月30日現在
正組合員数 6516人
准組合員数 1414人
職員数 157人
販売品取扱高 11億2千万円
購買品取扱高 9億7千万円
貯金残高 683億2千万円
長期共済保有高 2042億4千万円
主な農産物 米、カボチャ、レンコン

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