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台湾全農インターナショナル(株)

【海外拠点便り】台湾全農インターナショナル(株)

台湾への国産農畜産物の輸出拡大目指す 直営店舗やオンライン販売も

 台湾全農インターナショナル(株)は、台湾への日本産農畜産物の輸出拡大を目的に、2018年4月に開業した台湾現地法人です。日本から農畜産物・加工品を輸入し、現地小売店や飲食店、卸業者などに販売しています。

 2019年9月には、事務所の1階に直営店舗「じゃじゃ」をオープンし、日本産の米、和牛、青果物、加工品などを取り扱っています。また、規格外のフルーツを活用したジェラートも販売しています。

 台湾に農産物を輸入する際の注意点として、農薬規制への対処があります。輸入時に規制対象の農薬が検出されると廃棄処分となってしまうため、台湾向けに農薬を制限している産地から輸入するか、廃棄処分になることを覚悟で輸入することになります。一方、自国農業を守るための病害虫規制もあり、輸出前に表面を掃き落とすなどするか、虫の発生時期を避ける必要があります。

 台湾では新型コロナの流行は抑えられていたものの、今年5月には台北市などで感染が拡大し、以降7月までの間、全土の学校が休校、飲食店は持ち帰りのみといった厳しい規制が敷かれました。その間、実店舗での流通は難しいため、ネット販売業者やライブコマース業者への販売を中心に進めてきました。また、台湾楽天のショップで、当社自らのネット販売を立ち上げました。

 現在はワクチンの接種も進み、再び感染が抑えられていますが、オンライン販売は引き続き重要なチャネルとなることが予測されます。実店舗業態への販売拡大とともに、オンライン販売も強化していきます。

1階が直営店舗「じゃじゃ」、2階が会社事務所
日本産農畜産物を販売する直営店舗「じゃじゃ」
楽天ショップの注文画面

 
スタッフに聞く

イチオシ現地食

 「火鍋」というと、鍋が仕切られていて、赤いスープが入っているイメージがあると思いますが、台湾で多いのは1人1鍋のスタイルで、スープは昆布や鰹節といった、日本人が親しみやすいやさしい味が標準メニューになっています。野菜も多くとれ、庶民的なお店だと130~150元くらい(約500円)とリーズナブルです。また、ジュースなどの飲み物やアイスクリームが飲み(食べ)放題なのが普通で、子ども連れにも人気です。

自分の好みの味・具材を選べる1人1鍋スタイル

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