JAズームイン

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福岡県
JAみづま

組合員とJA 双方の視点から営農活動の効率化、高度化を目指す

 JAみづまは福岡県久留米市の南部に位置し、管内の三潴町(みづままち)では振興作物として、野菜ではイチゴやタマネギなど、米穀では米、麦、大豆、ハトムギの栽培が盛んに行われています。

営農活動を支援するクラウドサービスの活用

 JAいちご部会ではICT(情報通信技術)促進を意識し、クラウドサービスを活用した、組合員とJA担当者の営農活動の効率化と高度化に取り組んでいます。

 同部会の組合員とJA担当者はこれまで、栽培計画や栽培記録のような管理情報、また、台風対策のような急を要する情報提供を、紙面配布と電話連絡で行っていました。タイムリーさを要求される情報収集と情報提供に手間と時間がかかることで、組合員とJA担当者の負担となり、営農活動の効率化を阻害していました。

 そこで、組合組織向けに設計された営農活動を支援するクラウドサービス「あい作(R)」を導入しました。「あい作」は組合員とJAの間で行われる業務に沿ってシステム化されており、新たな業務を追加することなく、既存業務と併存利用が可能で、導入コストが低いことが魅力でした。また、組合員とJA担当者がスマートフォンやタブレット端末を使って簡単に入力できるクラウドサービスの利点により、情報収集と情報提供を含めて情報共有が容易になり、双方のコミュニケーションも促進され、営農活動の負担軽減と効率化につながりました。

講習会で「あい作」の使用方法を学ぶ生産者

「圃場(ほじょう)の見える化、 産地の見える化」で質の高い販売活動を

 「あい作」導入から日が浅いので、営農活動高度化の面では課題が残ります。今後は情報共有の容易さを生かし、「圃場の見える化、産地の見える化」を実現します。この「見える化」により、産地情報と事前出荷情報を網羅的に把握できるようになり、より正確で質の高い販売活動が可能になり、営農活動の高度化にもつながります。

タブレット端末を使って情報を送るJA職員
 

※「あい作」は、株式会社NTTデータの登録商標です
 
JAみづま(福岡県)
概要 令和3年3月31日現在
正組合員数 1289人
准組合員数 1342人
職員数 54人
販売品取扱高 12億6千万円
購買品取扱高 6億9千万円
貯金残高 182億7千万円
長期共済保有高 485億6千万円
主な農産物 イチゴ、タマネギ、米、 麦、大豆、ハトムギ

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