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米穀部

「WEB出荷契約システム」の実証試験と意見交換会

米の出荷契約を電子化しJA・生産者の負担を軽減

 米穀部は7月25日、JAと生産者間の米の出荷契約を効率化するためのWEBシステムを開発し、その実証試験と、試験に協力していただいたJA担当者・生産者との意見交換会を実施しました。


 JAは例年春先に、確実な米の集荷に向けて生産者と出荷契約を締結しますが、推進活動と並行して紙面で事務手続きを行うため、JA担当者の負担が大きくなっています。

 全農が2021年度末に開発した「WEB出荷契約システム」は、出荷契約締結の手続きを電子化することで事務の軽減・効率化を図るもので、今春、全国4JAで実証試験を行いました。

 実証試験を依頼した茨城県のJA水郷つくばでの意見交換会では、生産者からは「想像より操作が簡単で、忙しい田植え時期に簡易に入力が可能」「スマホ版があるとよい」、JA職員からは「紙による事務作業から解放され、生産者の訪問活動に注力できる」「システム対応できない生産者にもタブレット持参で推進・契約できる仕組みを考えたい」などの意見・感想を得ることができました。

 米穀部では、実証試験結果やJA・生産者の意見を踏まえたシステム改善を進め、23年度の普及拡大を計画しています。

操作方法や機能について意見交換をする60代の生産者(手前)と20代の生産者(奥)

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