JAズームイン

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山梨県
JAふえふき

標高差生かし果樹の一大産地 世界農業遺産の認定も弾みに

 山梨県にあるJAふえふきは、県の中央より南東部に位置し、甲府盆地特有の気温の寒暖の差を生かして、桃やブドウを中心とした果樹の一大産地を形成しています。標高差により農作物のリレー出荷が可能であり、トウモロコシやスモモ、桃、ブドウ、柿などを長い期間で供給できる特徴があります。

生産量日本一を誇る桃

「日本一の桃源郷」最新設備で高品質出荷

 特に桃栽培については古くから産地化され、「日本一の桃源郷」として日本一の生産量を誇っています。共選所では、最新型光センサーの選果機による糖度測定技術や予冷・保冷庫を導入し、品質の統一化を図ることで高品質出荷を確立しています。産地のブランド化にも力を入れ、管内の御坂・一宮・八代地区のオリジナルブランド桃は県内外から高く評価されています。

行政と連携し宣伝活動 SNSで情報発信も

 各地でのトップセールスや販促会も盛んに実施しています。行政機関や県の農畜産物販売強化対策協議会と連携した「笛吹フェア」では、市場関係者や消費者と直接関わることで、効果的な宣伝活動を行い、JAふえふき産の知名度向上と消費拡大に努めています。

 管内3カ所にある直売所も盛況です。共選所に併設されているため、鮮度の高い農産物を購入することができ、出荷の最盛期には、開店前から列ができるほどのにぎわいを見せています。県外の観光客や若年層の消費者に向け、SNSを活用しリアルタイムで情報発信している直売所などもあります。

「笛吹フェア」であいさつする小池 一夫代表理事組合長
 

持続可能な産地形成へ 担い手育成も重点に

 昨年、笛吹市を含む峡東地域の果樹農業システムが世界農業遺産に認定されました。今後も持続可能な産地形成に向け、今まで以上に高品質生産・出荷を推進し、生産者の所得増大、担い手育成、地域の活性化に貢献していきます。

担い手支援として行政と連携した栽培講習会

JAふえふき(山梨県)

概要

2023年1月31日現在

正組合員数 6875人
准組合員数 3532人
職員数 285人
販売品取扱高 176億6千万円
購買品取扱高 54億1千万円
貯金残高 1226億1千万円
長期共済保有高 3487億2千万円
主な農畜産物 桃、ブドウ、スモモ、柿、 トウモロコシ

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