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広報・調査部

全12社が協賛 第10回マイナビキャリア甲子園

高校生がチームを組んで企業からのテーマに挑戦するビジネスアイデアコンテストに協賛

過去最高の2736チームから勝ち進み決勝大会Group“Creation”でプレゼンを行った高校生たち

 全農が協賛した「第10回マイナビキャリア甲子園」の決勝大会が3月9、10日に東京都渋谷区で開催されました。マイナビキャリア甲子園は(株)マイナビが主催する高校生のビジネスコンテストです。


 高校生は協賛企業が出題するテーマに対して2〜4人1組のチームを組み、好きな企業にエントリーします。書類審査から始まり、プレゼン動画審査を経て準決勝大会で、協賛企業ごとの企業代表チームが決定します。最後の決勝大会では企業代表チーム同士がプレゼンと質疑応答を行い、審査員や視聴者の評価をもって総合優勝が決まります。

12社が協賛 2グループで開催

 全農が同大会に協賛するのは2回目で、第10回となる今大会の協賛企業は昨年の8社から12社に増加。決勝大会は初めて2グループに分かれての開催となりました。一つは既存の枠にとらわれることなく、全く新しい価値を創造することが求められるGroup“Creation”。もう一つのグループは既存のサービスや価値の再編集によって新たな価値を生み出すことが求められるGroup“Innovation”です。

 今大会でマイナビが設定したテーマは「BEYOND DECADE(10年を超える)」で、これを基に全農が出題したテーマは「魅力ある未来の農業とは何かを自由に構想し、全農だからこそ貢献できるアイデアを提案せよ」です。このテーマはGroup“Creation”となりました。

準決勝と決勝では参加した高校生に本会の取り組みを知ってもらおうとニッポンエール商品の提供も実施
プレゼン直前までチームで調整をする高校生たち

 
2736チーム1万125人がエントリー

 今大会の総エントリー数は過去最高の2736チーム、1万125人で、昨年のエントリー数8959人を大幅に上回る結果となりました。全農のテーマに取り組んだ高校生たちは全農の事業についてHPや解説動画などから理解を深めるだけでなく、近隣のJA直売所や生産者のところまで足を運んでインタビューや農作業を体験するなど、実際に農業に触れる体験をする高校生もいました。

 高校生が独自に調査した若者の農業に対するイメージは「わからない」が多いという現状から、農業をより身近に感じられるようにゲームアプリを開発し、さらにゲーム上で栽培した農作物を先端技術を駆使して実際に栽培できるような設備を整えるという自由な発想や、労働力不足に悩む生産者と筋トレをしたい人をマッチングさせるというユニークなプレゼンなど高校生ならではの内容が発表されました。

準決勝大会で審査員を前にプレゼンする高校生
全農代表チームに豊島岡女子学園

 2月11日に実施された準決勝大会は4年ぶりに対面で開催され、6チームがプレゼンを披露しました。全農からは4人の審査員が参加し、決勝大会に進出する全農代表チームを選出しました。どのチームも動画審査からブラッシュアップした内容でプレゼンを行い、緊張感のある大会となりました。厳正な審査の結果、豊島岡女子学園高等学校(東京)の1年生3人で構成された「らーめん。だ」が全農代表チームに選ばれました。

 「らーめん。だ」が提案したのは、日本の「おいしい」に気付くきっかけを提供する全農ならではの学生食堂を展開するビジネスで、学生食堂という若者にとっての「ついで」で「身近」な存在を利用して若者に日本の「おいしい」を食べて体感してもらい、日本の農畜産物のおいしさ、食べる喜びに気付くきっかけを提供することで10年後の消費者を生み出すという提案でした。(=T4W:T=ついでに、食べて、体感して、つながる+forW=ターゲットは若者)

 3月9日に開催されたGroup“Creation”の決勝大会で、全農代表チーム「らーめん。だ」は残念ながら総合優勝とはなりませんでしたが、日本の「おいしい」を守るためにどうすればよいか、テーマを公開してから決勝大会までの約半年間ひたすら考え続けてくれました。

 高校生たちの決勝大会までの道のりをたどったテレビ番組「マイナビキャリア甲子園 高校生が拓(ひら)く新時代」が、4月21日にテレビ東京系列、28日にBSテレ東で放送されます。民放公式テレビ配信サービスTVerで見逃し無料配信も予定しています。

決勝大会のプレゼンはこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=4gFWUKbciC0

決勝大会でプレゼンする「らーめん。だ」
全農代表に選出された「らーめん。だ」
キャリア甲子園ロゴ

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