JAズームイン

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長崎県
JAごとう

島の農業の継続・振興へ 地域に密着、つながり強化

購買者から評価が高い五島家畜市場せり市

 JAごとうは、肉用牛を中心に高菜、スナップエンドウ、ブロッコリーなどを生産しています。販売品取扱高の約6割を占める畜産業は繁殖が主で、五島家畜市場には年間約3000頭の子牛を上場しており、購買者の評価が高い市場です。

肉用牛増頭へ賃貸牛舎を建設

福江みなとまつりでJAごとうをPR

 肉用牛増頭では平成27年度からは畜産クラスター事業を活用し、昨年度末までに560頭規模の賃貸牛舎を建設、今年度は550頭規模の賃貸牛舎と300頭規模の第2子牛共同育成施設を建設中です。

 園芸部門では、農家の高齢化や離島が抱える輸送コストというハンディキャップを乗り越えるべく、軽量・高単価品目のスナップエンドウなど豆類や、1次加工し体積を減らした塩蔵高菜生産に力を入れています。

 地域とのつながり強化や地域住民に協同活動や農業への理解を深めてもらうことを目的に、毎年恒例の農業まつりの開催に加え、近年ではスポーツ大会(少年サッカー、少年ソフトボール)の開催や地域の各種イベントへ積極的に参加しています。

 イベントへの参加は高齢化で衰退がみられる五島を元気づけるとともに、地域住民からの評判も上々で、JAとの関わりが薄い方々に対してイメージアップの良い機会となっています。

生産経費支援や独自の後継者育成対策積立金

力を入れる塩蔵高菜漬け込み㊧と6次産業化で販売を始めたレトルト食品

 栽培面積の維持・拡大を目的とした生産経費支援や農家経営コスト削減における生産資材の計画・予約購買の徹底、さらに地元農畜産物の6次産業化(昨年10月からレトルト食品の販売開始)などさまざまな取り組みで農業所得向上に努めています。

 独自に創設している後継者育成対策積立金事業では、農業高校、農業大学校就学時の奨学金貸与や青年部が取り組む婚活イベント費用の助成などを行っています。

JAごとう(長崎県)
概要 平成29年3月31日現在
正組合員数 3943人
准組合員数 8891人
職員数 387人
販売品取扱高 51億6千万円
購買品取扱高 45億3千万円
貯金残高 569億2千万円
長期共済保有高 3167億2千万円
主な農産物 畜産、塩蔵高菜、ブロッコリー、スナップエンドウ、中玉トマト

 

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