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総合エネルギー部

東京都世田谷区で電力の地産地消事業

住宅用太陽光発電の余剰電力の売買実証事業に協力

 全農と全農エネルギー(株)は、TRENDE(株)と共に東京都世田谷区が主体で行っている住宅用太陽光発電の余剰電力を活用した実証事業に協力しています。この取り組みでは、住宅用太陽光発電の余剰電力を区民に供給することで、“電力の地産地消”を目指します。


 

 今回の実証は、太陽光設置から10年が経過し、固定価格買取制度(FIT)の期間が満了した一般家庭の“卒FIT電源”を世田谷区内で有効活用する取り組み。2027年3月まで行います。

 太陽光設置後10年間は、自宅で発電した電気を大手電力会社が固定価格で買い取りますが、卒FIT後は買い取り価格が大幅に下がってしまいます。

 実証では、TRENDE(株)の独自の技術を活用し、世田谷区の卒FIT家庭の余剰電力を、大手電力会社が8.5円/kWh(キロワットアワー:1時間当たりの消費電力量)で買い取るところ、9〜15円/kWhを目安に買い取ります。買い取った電力を区内の一般家庭に安価に供給することで、双方に経済メリットを創出しています。また、区内の二酸化炭素(CO₂)排出量の削減に貢献します。

 全農は、本実証をモデルとし、将来的には、他エリアへのサービス展開も目指します。

※再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社が国の定める一定価格で一定期間買い取ることを約束する制度


太陽光発電余剰電力買い取り実証事業のイメージ図

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