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【WEB限定記事】令和7年度 JAグループ担い手アグリサミット開催

2025.11.17
広島県本部

未来へつなぐサステナブルな農業へ農業者や農高生らに情報提供

 広島県本部と中四国広域営農資材事務所は10月22、23日の2日間、中四国管内の担い手農業者や関係機関、農業高校の生徒らを対象とした「令和7年度JAグループ担い手アグリサミット」を東広島市の営農技術センターで開催しました。


 アグリサミットでは、「未来へつなぐ人と環境にやさしいサステナブル(持続可能な)農業」をメインテーマに、新技術に関するブースやセミナー、農機の展示・実演を行いました。中四国管内の担い手農業者や関係機関、農業高校の生徒ら2日間で約1200人が来場しました。

 実演会では、自動操舵システム搭載のトラクターやドローン施肥のデモフライトなどを披露しました。セミナーでは、広島大学大学院統合生命科学研究科の長岡俊徳准教授が、2022年度から広島県本部と共同研究している「水稲栽培における鶏ふん堆肥の有効活用」、全農職員からは「土づくりからの水稲収量向上対策」などについて紹介しました。

 さらに、生産資材や園芸施設、出荷資材、営農支援について、6テーマ合計36の展示ブースを設置。来場者は実際に機器に触れたり、ブース担当者と意見を交わしました。飼料米・畜産堆肥ブースでは、「耕畜連携・資源循環ブランド3-R(さん・あーる)」について、資源循環型農業の取り組みを紹介し、環境に優しい持続可能な農業への取り組みを呼びかけました。

 東広島市福富町で水稲を生産する貞本晴男さんは、鶏ふん堆肥散布試作機の実演を見学し、「同機械を使用することで、鶏ふん堆肥を利用しやすくなる。生産コストの低減や作業の効率化を実現し、持続可能な農業につなげたい」と力を込めました。

アグリサミット会場
鶏ふん堆肥散布試作機を見学する来場者
肥料について説明する全農職員

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