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埼玉県本部

牛舎を花で彩る「花いっぱい運動」

コロナ自粛のストレス軽減も

 埼玉県本部クーラーステーション運営委員会の女性部は、牛舎を花で彩る「花いっぱい運動」に取り組んでいます。牛舎環境の美化に取り組むことで、牛乳のイメージアップと新型コロナウイルスによる自粛生活で抱えがちなストレスの軽減につなげる目的です。


 同委員会は埼玉県本部に生乳を出荷する酪農家92戸で組織しています。

 女性部は牛舎周辺を花で彩ろうと、秋まきのミックスフラワーの種子大袋を購入し、小分けにしたものを酪農家や関係機関に配りました。来春から秋にかけて開花し長期間楽しめます。

 この運動は新型コロナウイルスの影響で、例年開いている交流活動を自粛した代わりに行いました。環境改善に努めながら酪農を営んでいることを地域住民に伝えることで、牛乳のイメージアップを図る狙いがあります。また、会員同士の交流が思うようにできず、各自が閉塞感を抱える中で、花でそのストレスを和らげようと企画しました。

 女性部の松本邦子会長(JAいるま野)は、「この運動を通じて地域住民に酪農をより身近に感じてもらえるようにしたい。地域住民と華やかな春を迎えたい」と話しています。

牛舎を花で彩る「花いっぱい運動」で配ったミックスフラワーの種子

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