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福岡県本部

「籾殻再資源化施設」が竣工

特殊な燃焼炉を導入し籾殻を有効活用


 福岡県本部は、農業残渣(ざんさ)である籾(もみ)殻の有効活用に向けて、籾殻燃焼灰の製造などさまざまな切り口で取り組みを進めています。「籾殻再資源化施設」の新築工事が完了し、5月27日に竣工(しゅんこう)式を開催しました。


 竣工式には、乗富幸雄運営委員会会長をはじめ、全農・JA役職員や関係者約45人が出席し、完成を祝いました。乗富会長は「農業界でも環境負荷の低減が求められる中、まさに時代に即した施設であり、モデル施設としてぜひ成功させていきたい」と激励を込めてあいさつしました。

 籾殻は昔から園芸農家や畜産農家で利用されていましたが、農家数の減少に伴い利用量が減ったことで、処分費用のかかる厄介者となっています。同施設では、特殊な燃焼炉を導入することで籾殻に多く含まれるシリカ(ケイ酸)の成分濃度を高めた籾殻燃焼灰を製造し、化学・飼料・肥料向けに販売する予定です。

 福岡県本部では、籾殻に限らずさまざまな農業残渣のアップサイクル(創造的再利用)に向けた検討を進めていきます。

新しく完成した「籾殻再資源化施設」

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