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岐阜県本部

【Web限定記事】「JA全農 中部広域青果物センター」竣工

加工・業務用野菜のさらなる生産振興へ

 岐阜県本部は10月8日、海津市でJA全農中部広域青果物センターの竣工式を行いました。同月13日から稼働しています。


  同センターは加工・業務用野菜を冷蔵保存するための施設で、3県(岐阜・三重・滋賀)の県本部とJA全農青果センター(株)が共同利用します。冷蔵施設の県境を越えた共同利用は全農初の試みです。

 3県本部は、加工・業務用野菜の需要増大を受けて生産振興に取り組んでいましたが、安定供給を望む実需者に対して収穫時期と需要時期の不一致が発生していました。野菜を冷蔵保存し、安定した供給を行うため、同センターを建設しました。4室の冷蔵施設を有し、合計420トンの収容能力があります。野菜の鮮度を保持するための湿度発生装置や、臭い移りを防ぐ消臭装置も設置されています。室温は部屋ごとに0~15度の間で調節できるため、商品の性質に合わせた品質管理が可能です。また、名神高速道路、東海環状自動車道、東名阪自動車道のインターチェンジに近い好立地で、中部エリアと各地方をつなぐ中継地点としての役割を果たします。

 8日の竣工式には岐阜県本部の山内清久運営委員会会長、本所の神林幸宏常務理事、三重県本部の中野眞司県本部長、滋賀県本部の北川幸夫県本部長ら29人が参加しました。同式では神事がとり行われたほか、同センター建設の経緯や冷蔵施設の性能などが説明されました。岐阜県本部の山内会長からは「この施設が実需者への安定供給と生産拡大による生産者所得の向上に貢献すると確信している」と期待を込めたあいさつがありました。

竣工した「JA全農 中部広域青果物センター」

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