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【海外拠点便り】全農インターナショナル香港

香港・マカオで日本産農畜産物の販売拡大目指す 日本産米飯の供給やECショップも展開

 全農インターナショナル香港は、日本産農畜産物の販売拡大を目指し、香港を主な営業拠点として2018年に設立されました。昨年はマカオに支店を設立し、現地での営業活動を拡大しています。

 今のコロナ禍においては日本と香港間での往来が難しいですが、コロナ前は年間220万人以上の香港からの観光客が日本のあらゆる地域を訪問していたこともあり、香港の街中には日本産品があふれています。それだけに、競争も激しく“ただ、おいしい”というようなセールストークではバイヤーに響かないのはもちろん、サイズや形に加え、その商品の背景まで説明できるようでなくては成約しない厳しい市場です。だからこそ、現地法人の役割があり農家組合員・JAの皆さまに代わって説明ができるよう日々勉強しながら商談しています。

 そのような環境ですが、JAグループだからできる試みとして、各産地のサツマイモを香港で袋詰めして産地リレー出荷を開始し、大変好評です。今後は多品目にも広げていきたいと考えています。また、お客さまと直接つながりを持てるECショップ(JASHOP HK)を運営し「100箱のブドウを贈答用で準備してほしい」といったオーダーにも対応しています。

 その他、現地の大手食品企業と共同で日本米炊飯センターを稼働させ、日本米のおいしさを前面に出した弁当の販売事業も取り組んでいます。今後は飲食店や学校給食にも日本産の炊飯米が供給できないか検討しています。

 今後も農家組合員の皆さまの期待に応えられる販売拠点として、営業活動を強化していきます。

現地のスタッフ
香港でのサツマイモの袋詰め
各産地のサツマイモのラベル

 
 
スタッフに聞く

イチオシ現地食

 サンドイッチといえば、タマゴサンドやカツサンド、そして最近「萌え断」で話題のフルーツサンドだと思いますが、香港ではいろいろな組み合わせのサンドイッチを提供するレストランがあります。今回、紹介したいのは香港の「茶餐廳(チャーチャンテン)(※)」でしか食べられないコンビーフとチーズのサンドイッチ。塩気のあるコンビーフがチーズのまろやかな味と交わり、何枚でも食べられそうなおいしさです。せっかくなら1ドルプラスして烘底(ホットサンド)にしてもらうのもいいですよ。ドリンク付き35ドル(約520円)で午後のおやつにおすすめです。
 
※茶餐廳:香港・マカオの都市で一般的な、喫茶・軽食を兼ねた飲食店のこと

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