特集

TAC・出向く活動 パワーアップ大会2025を開催

2025.12.15
耕種総合対策部

「総合力」で挑む地域農業の未来 出向く活動で担い手支援をさらに強化

 全農は11月20、21日、横浜市の新横浜プリンスホテルで「TAC・出向く活動パワーアップ大会2025」を開催しました。全国から地域農業の担い手に出向くJA担当者(TAC)やTAC管理者、JA役員、関係機関など約350人が参加した他、各県に設置した県域サテライト会場からも多くの方が視聴しました。

受賞者らの集合写真

 大会は、「地域農業の課題解決に向けた出向く活動の実践」「JAグループの総合力を発揮した担い手支援」「持続可能な農業の実現に向けた生産基盤の確立」をテーマに、活動表彰や取り組み事例の発表、分科会などを行いました。

 本年度は、TAC活動の強化策の一環として、米の安定供給を支える取り組みを進めています。その中で、現場で工夫を凝らした優良事例を広く共有し、全国の活動の底上げを図ることを目的に、新たに「JA部門 米集荷特別表彰」を設けました。

 また、昨年度に引き続き、全国を東日本地区(北海道、東北、関東甲信越)、西日本地区(北陸、東海、近畿)、中四国九州地区(中国、四国、九州、沖縄)の三つに分け、それぞれの地区で審査委員会を実施。各地区の代表に選出されたJA・TACによる最終プレゼン審査を大会内で行いました。

 最終プレゼン審査を経て、最高位にあたる全農会長賞に選出されたJA秋田なまはげ(JA部門)、JAわかやま・土谷賢太郎さん(TAC部門)をはじめとして、JA部門3JA、TAC部門9人を表彰しました。また、全国表彰を3回以上受賞し、出向く活動を高いレベルで継続しているJAレーク滋賀、JA小松市、JA北びわこ、JA筑前あさくらをTACトップランナーズJAとして表彰しました。さらに、米穀部署と連携した米の集荷に成果を上げたJAあさひかわ、JA小松市、JA北びわこをJA部門 米集荷特別表彰として表彰しました。

 基調講演では、元プロ野球選手で、現在は野球解説者として活躍されている里崎智也さんが、スポーツの現場で培われた経験をもとにJAの組織活動にも通じるチーム力について講演しました。

 分科会では「相続・事業承継相談強化」「スマート農業」「TACミーティング」「米集荷取組み強化」「担い手営農サポートシステム活用」の五つのテーマについて熱心な議論が展開され、普段接しない他県・他JAの参加者との交流の場となりました。

 目まぐるしく情勢が変化するこの時代においても、全農はJAグループの総合力を結集し、出向く活動をさらに進化させることで、担い手と全国の仲間たちとともに、地域農業の未来を築き、食の安全・安心を守り続けるための取り組みを支援していきます。

開会あいさつをする全農の折原敬一経営管理委員会会長
大会宣言を行うJAいわて中央の米田菜摘さん
基調講演をする里崎智也さん
出向く活動への想いを語る全農会長賞(JA部門)受賞の
JA秋田なまはげ 佐々木崇代表理事専務
分科会で意見交換する参加者

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